31日、「ラジオ体操議員連盟」の設立総会を開き、私が会長に、盛山正仁衆議院議員(神戸)が幹事長に就任しました。私は2級ラジオ体操指導士、盛山さんはなんと1級ラジオ体操指導士の資格を持っています。



 この夏は、野外のラジオ体操地区大会が3年ぶりに各地で開催される可能性が高くなっているので、それに備え、正しい体操をマスターし、健康とコミュニケーションに役立つラジオ体操を広めるのがねらいです。

 全国ラジオ体操連盟の荒木田裕子会長(元バレーボール日本代表)や、NHKの指導で有名な多胡肇理事長、3月まで出演していた原川愛さんの指導を受け、全員でラジオ体操をしました。



 実技の冒頭、多胡さんが「第一体操の最初の動きの名称は?」と質問。答えは「伸び」の運動ですが、ポイントは「最初から力を入れすぎないように、手を軽く(卵をつかむくらいで)丸めること。小学校で『前にならえ』と同じく、指先までピシッとそろえるよう教えている場合がありますが、あれはまちがい。最後の『深呼吸』は指を伸ばします」と。小学生の中には、冒頭の「伸び」を「深呼吸」と誤答する子もいるそうです。

 3年ぶりの「夏季巡回ラジオ体操」の初日として、NHKで全国中継、報道もされる7月20日は今回、地元、台東リバーサイドスポーツセンター(台東区今戸)で開催されます。人数制限があるので、私も申し込まなきゃ。

 東京都ラジオ体操連盟は、毎月第三木曜夜、錦糸町総合体育館で指導者講習を行っており、関東一円や静岡からも熱心な人が来ています。
 今年度最初の4月21日は私も参加しましたが、コロナ前と違って若い人が増えたことが印象的でした。コロナで自宅で過ごす時間が多く、テレビなどでラジオ体操の魅力を知った人が多いようです。


 私は以前、「盆踊りとラジオ体操で2020年東京大会を盛り上げよう」という議員連盟を作って活動し、都庁前で大規模なラジオ体操大会が開かれる計画もありましたが、コロナ禍で飛んでしまいました。
 2018年、林芳正文科大臣(当時)に「ラジオ体操を全国の小学校でちゃんと教えてほしい。教員が正しい体操のやり方を知らない学校もあるので」と要請しました。文科省はこれを受け、同年9月、都道府県教育委員会の体育担当主事を含めた会合で「全国ラジオ体操連盟が、90周年記念として小学校教員向けの教本を制作、全国の学校に1冊ずつ配布したことをアナウンスするように」と指示してくれました。ぜひ、各校で教本を活用し、先生たちがいい指導をしてほしいと思います。
 うちの地元では連盟の指導員による講習会が7月の日曜日に開かれます(コロナ前)。こうした動きも広がってほしいです。