22日、地元の台東区では3つの神社でお祭りがありました。

 

 浅草の三社祭では、本社神輿3基が氏子町内を巡行しました。浅草神社に奉納されている御神輿を担ぎ出す「宮出し」が3年ぶりに行われました。太鼓やお囃子が列となり、曳台に乗せられた御神輿を各町の担ぎ手が引き回します。列を先導する天狗に頭をなでられ、大泣きする子どももいました。次の町会に御神輿を引き継ぐ際には、拍子木の合図で三本締めが披露されます。

 沿道で写真を撮る外国人の姿など、コロナ前に見られた光景が少しずつ戻ってきてうれしいです。来年こそは、威勢のいい掛け声とともに、御神輿を担ぐ姿が見られたらいいなと思います。

 

 

 下谷の小野照崎神社では「神賑」(かみにぎわい)が行われ、氏子17町会の神社総代や役員の方と一緒に、私も参列しました。来年こそはしっかりとお祭りが開催できること、コロナが一日も早く終息することを願う行事です。

 今年は3年に一度の大祭。本来であれば、氏子17町会で本社神輿の渡御が行われますが、来年に期待することになりました。小野宮司からは「コロナ禍であっても、氏子はひとつ」との力強い言葉がありました。式の最後には、江戸消防記念会の方々が木遣りを披露し、総代会長の音頭で手締めをしました。

 

 

 千束の吉原神社では、昨日に続き御神輿が出されました。境内から町会会館までの往復100メートルほどを、狐のお面をつけた「狐舞」が先導して進みました。周囲に5つもの稲荷神社があったことから、狐にゆかりのある土地です。御神輿への久しぶりの肩入れに、皆さん満足した様子でした。