私がJR東日本に早期設置を求めていた日暮里駅のホームドアを、当初の予定から1年前倒し、今年度中に設置することが決まりました。

 

2020年1月、京浜東北線日暮里駅のホームから視覚障害者の方が転落、亡くなった事故を受け、荒川区、墨田区、豊島区の視覚障碍者団体の代表と、北城貞治荒川区議らとともに同年2月、JRの担当役員を訪ね、ホームドア設置を要請していました。

 

ホームドア設置には多額の費用がかかることが課題です。JR東日本はこれまでに1200億円を支出、今後さらに4100億円の支出を見込んでいますが、国土交通省が昨年12月に創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、利用者の運賃に10円を加算(小児は加算後の半額)することで費用をまかない、バリアフリー化を加速します。値上げは来年3月からの予定です。

今年度中は日暮里駅のほか、飯田橋駅など7駅でもホームドア設置工事を行います。

 

 

日暮里駅の一日平均乗車人員は7万7308人(2020年度)ですが、同じ京浜東北線で日暮里駅より多い田町駅(10万2704人)や浜松町駅(10万2663人)など、乗降客数が日暮里駅より多い駅でも、ホームドア設置が進んでいないところもあります。

早期設置をたびたび要望したことで、設置前倒しが実現してうれしいです。不幸な事故がなくなるよう、一日も早い完成を願います。