荒川区聴覚障害者協会が東京消防庁の「地域の防火防災功労賞」の最優秀賞(消防総監賞)を受賞し表彰を受けました。

 同協会は、東日本大震災直後に会長に就任した大石泰延さんを中心に、登録手話通訳者の会、要約筆記サークルあらぺんの会、中途失聴・難聴者の会、手話サークル(3団体)合同で2015年に災害対策委員会を発足。
 2016年に「ろう者の自助・共助のための災害対策マニュアル」を策定、協会員などに配布したほか、避難所に手書きの電光掲示板(写真上)や「遠隔手話タブレット」(写真中)、周囲に聞こえないこと、手話ができることを知らせる「手話バンダナ」(写真下)を配備するよう荒川区に働きかけて実現しました。

 

手書きの電光掲示板

 

遠隔手話タブレット

 

手話バンダナ


 

 小学校で行われる「避難所開設運営訓練」にも協会として参加し、間仕切りや簡易ベッドの設置などを体験しています。
 区立障害者福祉会館「アクロスあらかわ」で開催している防災訓練、区主催の防災イベント「あらBOSAI」にも毎年参加し、災害時にも地域から孤立しないよう、住民との連携を進めています。