谷垣禎一・元自民党総裁が全国保護司連盟理事長として、党本部の会合に出席しました。



 谷垣元総裁は、幹事長として差配した2016年の参院選直後、疲労がたまったまま趣味のサイクリングをしていたところ転倒。頸椎損傷の重傷を負い、その後、車いすでの生活をされています。

 私の前任の法務大臣を務められ、幹事長時代に私は副幹事長としてお仕えしました。

 この日の「再犯防止推進特別委員会・更生保護を考える議員の会合同会議」で谷垣理事長は、自身の経験をもとに
「皆さんと同じ(議員の)仕事をしていたときも重要だと感じていましたが、障がいを抱え、リハビリに務めても、社会復帰は1人でできることではないとつくづく感じました。仲間がいて、『社会が受け入れてくれる』といことがなければうまくいきません。これは罪を犯した人の更生保護にもつながる話です。もう1回、社会に認めてもらおうという気持ちの人を、更生して立ち直らせるというのも、絆が大事です」と話しました。

 仮釈放者や犯罪をおかした少年の更生を支援するボランティアである保護司は、役割は重要ですが、高齢化が進み、若い「なり手」が少ないのが悩みです。谷垣さんの訴えは胸にしみました。