自民党総裁選挙は明日17日、告示日を迎えます。総裁選管理委員会(私は委員の1人)が、午前10時から15分間、「候補者推薦届」を受け付けます。届出書類を確認の上、全委員が署名し、ここで届出手続きは終了。

 

 午後1時から候補者の所見発表演説会を党本部で開催し、NHKが実況中継します。

選管委員である私は、「中立的な立場」を求められ、特定候補の推薦人になることも、応援することもできず、誰に投票するかも公表できません。

有権者数(つまり党員)は全国で110万4336人、うち、東京は10万50人です。

 

 党員の方には、明日から投票用紙となる往復葉書が発送されます。東京の場合は、28日(火)銀座郵便局必着です。(開票日が29日のため)

一般党員の投票情報が流出しないよう、到着した葉書は銀座郵便局で留め置き、開票当日、都連に移動させます。開票結果は、国会議員が投票を終えるまで公表されません。議員の投票行動に影響を与えることを避けるためです。

 

 かつて、私は2001年4月の小泉純一郎総理が誕生した総裁選挙に、当選1回生として参加。渋谷駅前で、約7000人の聴衆を前に、小泉さんや当時、人気絶大だった田中眞紀子さん(元衆議院議員)の前座を務めたことが懐かしい思い出です。

あの時の総裁選では、数寄屋橋での最終打ち上げの頃には、各県の投票結果の情報が次々と明らかになり、「ここも取った!」「あそこも取った!」と小泉さんと顔を合わせて万歳し、序盤の好結果により、どっと支持が加速したことを思うと、改善を重ねてきた「党員参加の総裁選」と言えます。