墨田区八広在住の三浦浩さん(56)がパラリンピックのパワーリフティング49キロ級に出場します。
 ロンドン大会から三大会連続の出場で、前回リオ大会では日本最高順位の5位で入賞を果たしました。今回、メダルを期待したいと思います。26日に試合があります。ベンチに横になり、上半身だけでバーベルを持ち上げる競技です。

 三浦さんは音楽の舞台関係の仕事をしていた37歳の時、ライブの撤収作業中に倒れてきた約400キロのフォークリフトを肩で受けて、脊髄損傷し、車椅子生活になりました。
 歌手の長渕剛さんのライブスタッフとして働いていたことから、長渕さんの自宅トレーニングルームで指導を受けるなど、日頃から励まされてきました。
 前回の東京オリンピック・パラリンピックの年(1964年)に生まれたことに縁を感じ、今回の東京大会出場には並々ならぬ意欲を燃やしてきたといいます。

 母校の墨田区立第三吾嬬小学校には応援幕が掲げられており、区立寺島中学校には、リオ大会後の2016年10月に三浦選手が生徒たちに向けて講演をした際の色紙が残っています。