東京オリンピック閉会式で盆踊りの「東京音頭」が登場したときは、「ヤッター!」ととび上がりました。

 というのも、私は3年前に「盆踊りとラジオ体操で東京五輪を盛り上げよう」という議員連盟を立ち上げ、会長を務め、東京都民踊連盟の講師の方に国会議員仲間や党都連女性部のメンバーで講習を受けるなどしていたのです。

 

 

 盆踊りの中でも、振り付けの難しい新曲「東京五輪音頭-2020」ではなく、定番中の定番、曲調も明るく、振りも優美にして簡単な「東京音頭」で本当によかったです。日本選手ばかりか米国、中国、ヨーロッパ、アフリカなど各地の選手が手まねしたり、からだ全体で楽しげに踊る姿も見られました。

 

 

 日本の盆踊りは、すでにタイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア諸国はもちろん、ポーランドなど意外な国でもイベントとして親しまれており、今後、より一層、世界に広まるきっかけになればと思います。

 

 自民党の広報本部長としても、この運動を加速させました。もっとも、開閉会式の中身は「極秘」で、当時の組織委員会会長や、プロデューサーに決まった演出家(当時)に話しても、「日本中から踊りや伝統芸能の売り込みが来ている。YESとかNOとか言えないのは、わかっているでしょう」とかわされましたが。

 

 テレビ画面に必死で目をこらすと、知っている顔が2人!いずれも墨田区民で、名だたる盆オドラーの山本伸郎さん(63歳、本所)と坂井ユカコ区議(東駒形)がいました。墨田区からは2人だけが参加したようで、黄と黒の揃いの浴衣、黒地の部分には、墨田らしさを表現するため、大きな花火をたくさん、あしらっていました。

 

 

 どうやら、プロデューサーが秘かに、いろんなグループに声をかけたようで、グループごとに異なる浴衣の美しさを楽しむことができました。

 

 私自身、夏は100会場の盆踊りを駆けめぐる盆踊り好きで、しかも東京音頭は一番好きな踊りですが、国会議員としては「国立競技場で踊りたい」という気持ちにはならず、自宅のテレビ前で「議連の成果」に十分満足していました。