分人主義:平野啓一郎さんの本を読んでいます。 | 本当に笑いたい時だけ笑えばいい:ミニマムに生きる


新年のご挨拶もないまま、いきなり量子力学のブログから始まったことに今、気づきました(笑)
2024年も変わらず、ここは自由に書く場所です。
2024年、8日目。
18歳成人になって2回目の「成人の日」。行われる多くは「はたちのつどい」的なもの。
私の成人式は、雪が降っていました。

まだ読み終わっていないのですが、愛知から戻ってくる新幹線の中で、
平野啓一郎さんの『私とは何か 「個人」から「分人」へ』を読みました。←まだ最後まで読んでいない。

面白い! 自然にやりすぎて意識していなかったことを論理的に書いてくれていて、

これでいいの? これっておかしいって思っていたことを解決してくれて、

安心してる自分がいる。

 

本当の自分はひとつではない。いや、無限だ。
 

個人は「individual」ではなく、「dividual」分人。
「ライフアンドワークバランス」を謳う人にとっては、当たり前のことだよな。

 

ライフの顔とワークの顔が同じだったら怖い!!

同じならバランスなんていらないし。

働き方改革にも繋がる、分人主義。

ただ、書籍ではこのことよりも、内向きの考え方で自分の在り方の自由度が増す、
私にとっては、嬉しさ爆発な内容です。

 

これまで職種でいったら50以上の仕事をしてきて、その職場での私は全部違ったと思います。

あまり考えたことなかったけれど、どれも本当の自分。
だけど、心地良い自分と心地悪い自分が居たのは確か。

この心地良さ・悪さが、その職場が良い・悪いという外向きの思考になっていたような。

 

心地良い場所は良い職場で、心地悪い職場は悪い職場。

だから、同じ職場でも人によって良い職場にも悪い職場にもなる。

 

人も同じで、

一緒にいて心地よい人、心地悪い人。

好きな人、嫌いな人になる。

ただ、それは私にとってであって、他に人にとってはまったく違うものになるのだと。

 

だから、私は人に自分の好きなものを進めないようにしている。

好きなのは自分であって、その人がどう思うか分からないから。

私には良い、という言い方はしますが……

分人の私は、2024年も多方面にベクトルを伸ばすようです。

いや、伸ばしたいと思っている。

手放す顔もあるけれど、新たに手にする顔もある。

脇に置く(現状維持)顔もある。

本当の自分なんて考えなくても、多くの場合、今の状態が本当の自分ではないか?

考える時間がもったいない。


そして、心地悪いことをしているほど、人生は長くないことを新年早々に私たちは知った。

2024年は、そんな年ではないだろうか?

平野啓一郎さんの分人主義のサイト。