先ほど読んだこのニュース。
過労になっても「仕事は休めない」という男性 心療内科医の一言に「ハッとした」「広まってほしい言葉」
働き方改革が進めど、やはりこういうことは多々あるわけで。
そして働き方改革は、時間の問題だけではなく、環境の問題が大きいのではないか、と思っています。
幸い私は、ブラック企業と自分が感じる会社に関わったことはないはずなのだけど……、と思ったら1度だけありました。
社員ではなかったので、辞めたい旨を伝えたら、30分で辞められました。ほんとにびっくりするくらい簡単に。
そこは会社事態もブラックだったのですが、私が辞めた原因は、いじめている本人が無自覚のいじめのターゲットになったことでした。私の以前にも何人も辞めていて、辞める手続きをするときに総務の方に「本当にごめんね」と言われました。
と、話がそれましたが。
GWが休みの方は、会社から距離を置くことでいつもは見えない(見ようとしていない)ことが見えているのではないでしょうか?
そして、GWが終わり出社する(オンラインでの仕事をする)ときに、どんな感情を持つか? は合図かもしれないと感じています。
多くの方にとって、仕事は金銭との交換かもしれませんが、そこにはお金以外に何かしら得られているという感覚がないと厳しいのではないか、と思っています。
休み明けに、精神的に追い詰められるようであれば、何かの合図かも。
もう25年以上前になりますが、派遣社員として働いていた頃の出来事です。
会社はとてもホワイトだったのですが、業務に波がありあまり忙しくない時期が続くことが私にとっての心理的負荷になりました。贅沢な話かもしれません。
当時は、派遣でも3年以上働くことができたので、おそらく3年くらい働いていたと思います。人間関係も仕事内容も問題はなかったのですが、あるときから出社して30分くらいすると胸が苦しくなるようになりました。
そして、定期的に行っている心療内科でその話をしたときのことです。
医師に、すぐに仕事を辞めることを考えた方が良いと言われました。
しかし、繁忙期になるタイミングだったので、あと2か月くらい働いてから考えると言いました。
医師は、「あなたが今辞めて困る人は何人ですか?」と私に聞きました。
正直、派遣レベルがやっている仕事です「3人くらいでしょうか?」と答えました。
そして、翌日、派遣元と派遣先に辞めたいことを伝えました。
もちろん迷惑をかける人がいるので、頑張るべきという意見もあると思います。しかし、3人の方は優秀な方で私が行っている仕事を把握している方でした(私、派遣でしたから)。だから、お任せすることに。
私が辞めたところで、会社がつぶれるわけではないのです。
悲しいかな、ある一定規模の会社はみなそうです。その時は困っても、やがて誰かがそのポジションにつくのです。
あの日から、仕事に対する考え方は自分優先になりました。
今回のニュースにある「労働の提供」と「労働の搾取」は、紙一重かもしれません。
そして、人間は承認欲求の生き物。自分が居なくても仕事が回ると思いたくない人も多いかもしれません。
しかし、ほぼ問題なく回ります。悲しいかな。
個人事業主や一人社長でも同じ。同じような仕事をする方に仕事が移るだけです。
生きていくためにする仕事だけど、生きるためだけにするわけではない。
人それぞれ何か理由がある。
提供か搾取か?
自分が会社から居なくなって困る人は何人か?
私はこれまで50以上の仕事をしてきました。そして、今は5個くらいの仕事をしています。
ということは、45以上の仕事を辞めてきたのだな~と思います。
前回のブログにも書いたのですが、このGWにも2つのことを手放しました。
そして、軽くなりました。GW明けが楽しみでなりません。
そんな気持ち休める今が、本当に幸せです。
ここまでの道のり、長かった。
でも、あの日があっての今です。一足飛びには来られないのが人生です。