2004年に逝ってしまった鷺沢萠の誕生日。彼女は今年52歳になる。 | 本当に笑いたい時だけ笑えばいい:ミニマムに生きる



一粒万倍日で、天赦日の今日は、2004年に逝ってしまわれた、鷺沢萠さんの誕生日です。

亡くなられた日より、生まれた日を覚えていたい、そんな風に思っています。

 

そして、いつも、この状況を彼女ならどう表現するだろう?

と思ってしまいます。

 

彼女は、スマフォを知らずに逝ってしまいました。

彼女ならどういう使い方で登場させただろうか?

SNSはどう使って、どう小説にしたのだろう?

 

そして、このコロナ禍をどう受け止め、どう描いたのだろうか?

と思います。

 

彼女と彼女の作品に惹かれた理由はいくつかあります。

 

表紙買いをしてから、読み続けた彼女の作品。

小説とエッセイのギャップに驚いたり、同じ病気を持っていたことで親近感を覚えたり。

 

サイン会にも何度か行きました。

トークショウにも。そして、イラストレーターのあしさんとレポートを書きました。

 

今、思うとこのトークショウは、2003年6月28日の開催。

http://www.rgs680.com/report/sagisawa.html

この日から、1年も生きていらっしゃらなかったと思うと、とても貴重なトークショウだったのだと思います。

 

私の人生の何かを変えた人です。

私は彼女のような小説家にはなれないし、小説も書けないけれど、表現者として尊敬の人。

52歳の彼女もきっと美しかったでしょう。

そして、どんな作品を書いていたでしょうか?

 

もう決して読むことができない作品を思いながら、Happy Birthday!

 

もしかしたら、すでに輪廻されているかもしれませんね。

どこかで、新しい人生を始めているのかもしれません。