人の悩みの9割は人間関係だと、心理学者のアルフレッド・アドラーがいうほど、人間関係は人にとってストレスフルなものです。
ただ、ソリタリーでない限り、ひとりでいることもまたストレス。
インターネットが普及する前、一人で自宅にいると、この世の中、私以外の人が消えてしまったのでは? なんて思うことがありました。
今は、ネットを繋いでいれば、メールが来たり、ニュースが更新されたりして、社会が動いていることを感じますが、これも、直に感じているものとは違いますね。
ある意味、間接的なもの。
格言が使われている海外ドラマの先日の言葉は、これでした。
人間は生まれるのも死ぬのもひとり。愛と友情によってほんのつかの間『自分はひとりではない』という幻想を抱くだけだ。 オーソン・ウェルズ
生きている時間は、たしかにほんの束の間だな、と改めて自覚しましたし、生まれるときも死ぬときも、やはりひとりということを自覚させてくれました。
友だちや仲間は素晴らしいものですが、誰かがあなたの人生を変わりに生きてくれるわけではありません。そして、問題を解決してくれるわけではありません。
以前も書いたと思いますが、私は誰かの夢に乗っかることは、とても淋しいことだと思っています。もちろんそういう生き方もありますので、それは個人の問題ですが、自分の夢を自分の手で開拓していきたい、と思っています。
一人で生まれ死ぬ、その間をどう生きるか、と考えたら、自分に対して楽になるのでは? と思ったりしています。