11月23日 祝日でしたが 

仙台市 農業園芸センターにおいて

仙台東部エリア 食と農のイベントが開かれました

主宰しているのは  「せんだい東部復興市民会議」の方々です

 

今回は 仙台の東部エリアの 「餅文化」と題して 様々なお餅を

頂きました

食べ比べチケット(500円)で 4種類のお餅料理を頂きました  

 

鶏出汁のお雑煮・あんこ・胡麻もち と 餅は入っていませんが 

ネギがたっぷり入ったスープを食べました

寒いこの時期 ぴったりで からだ全体がほんわり温まりました

 

仙台東部エリアには 豊かな農地が広がっています

そして そこで地域の方は 自ら育てた農作物を加工して

味わうことを続けているそうです

 

東日本大震災では津波で 大変な被害を被りましたが

住民の方々の頑張りで 再び農地として再生したとのことです

 

また いろいろな銘柄の お米の販売もありました

その中で注目は 仙台岡田メダカ米です

岡田地区の遠藤環境農園の遠藤さんが出店していましたが

農薬不使用の田んぼに メダカを放し 多様な生物と共生して

人にも自然にもやさしい米作りを 進めています

 

50年前くらいには 私たちの生活の中に 普通に存在した水路には 

水中の生物がたくさんいました

アメンボウ、おたまじゃくし、どじょう そしてメダカなどです

しかし 長い年月のあいだ 環境が変わり そのような生物は

少しづつ減っていきました

 

それでもまだ生き残っていたこの東部地区でしたが

東日本大震災の津波の影響で 

メダカなどは全滅した と思われます

 

しかし そのような状況のなか 幸いなことに

震災前年に 宮城教育大学が研究の目的で

メダカを数10匹 捕獲していました

そのメダカたちを増やし また元の場所へ戻す計画があります

そのメダカを増やすために 自宅で飼育してくださるボランティアの

募集もしているそうですが メダカたちを放流するその日が来ることを

待っています

 

やさしいお餅の味に 心が和む 一日でした