こんにちは!
英検1級・準1級専門コーチの
宇佐美みどりです。
今回は、私が英検2級不合格から
準1級、1級、
そして、東大合格レベルまで
英語力をアップできた
一番大きな理由をお伝えします。
それは
読む力を上げたこと
私の英語力の基盤は読解力です。
これを上げたことで、
他の技能も伸びていきました。
どうやって読解力を上げたかというと、
最初のステップは
スラッシュリーディングです。
これは英文の意味を
一文ずつ丁寧に正確に
把握していく勉強法です。
私は10代で大学入試を受けた頃、
半分も理解できない洋書を
だらだらと、なんとなく読んでいて、
英文の意味は半分も
理解できていませんでした。
きちんと読めていなかったので
読んでも読んでいるふりを
しているような感じでした。
そんな状態だったので、
唯一好きだった英語でも
試験で点数が全然とれず、
希望した大学はすべて不合格に。
その後、
洋書を読んでも
チンプンカンプンだった私が
正確に意味を理解できるようになったのは
ある日、
精読する決意
をしたからです。
中途半端にしか英文を理解できない
自分に嫌気がさしてきて、
そんな自分を変えたい!
と強く思ったのです。
目の前の英文をすべて正確に
理解しようと思い立ち、
その日から試行錯誤しながら
精読の方法を身につけました。
精読には2つのステップがあります。
1つめは
スラッシュリーディング
これは文字通りの意味を
完璧に理解するための勉強法です。
意味のかたまりごとに
切りの良いところにスラッシュをいれ、
前から日本語に直訳していきます。
分からない単語や文法は
そのままにしないで
100パーセント分かるようにしていきます。
2つめのステップは
アクティブリーディング
精読できた文章を
もう一度すばやく読み返し、
筆者は何を言いたいのか、
話の流れと要点を見極めます。
経験を積んでいくと
この2つのリーディングのステップを
同時に行うことができるようになります。
東大大学院の入試では
長文の和訳問題と要約問題が
出題されました。
まさに、この2つのスキル
スラッシュリーディングによる精読と
アクティブリーディングで
要点を考える習慣が役に立ち、
合格につながったんです。
新形式の英検1級・準1級でも
要約問題が出題されていますね。
ライティングの問題ではありますが
読んだ英文の内容を要約して書く問題なので
まずは正確に「読む力」が求められます。
読む力をつけるには
スラッシュ読みをしながら
精読することで
文の構造が明確になっていき、
単語も覚えられるので
精読で英語力の底上げができます。
精読できたら読み返して
意味を取りながら、
全体としてどんなことが
言われているのか考えながら
能動的に読むことで
英文の理解がさらに深まります。
参考にしてみてください。