前回、肝心のピーちゃんの事を書いてなかった(^^;
ピーちゃんの手術もイレギュラーな事はなく無事終わった。
実際に夫達が面会出来たのは20時(かな…)
術前説明では
手術目安 9:30〜17:30 (ドナー14時終了)
ICU入り 19:00
面会可 21:00
実際は1時間前倒しで終わったけどICU面会は19時以降だから、なんやかんや待ったらしい(朝8時前に来てるから12時間もいるね)
夫は上から下までチューブだらけのピーちゃんが胸の動き以外ではピクリとも動かない姿にショックを受けてた(しかも私がチューブの本数を説明するの忘れた)
移植してて当たり前な姿ではあるけど。
義母はもちろん1度術後を見た経験がある夫でも衝撃があったようで。
手術は成功したけど、大丈夫なんだろうか…と。
帰り際に病室に寄ってくれたけど、私は
「術後だし、先生から何も異常を報告されてないから平気じゃーーん!?」
「今日は1日早かったね〜じゃあねー!バイバーイ!」って言ってたらしい。
テンションおかしいし(興奮は収まってた)
夫は夫婦で共有できないモヤモヤ感あったと思う。
生体肝移植の場合、
ほとんどが夫婦の片方はドナー、片方がICUで1番に面会する&通う。
繊細な夫と鈍感な私で性格の差もあるけど
実際見た者と写真だけ見た者では、精神的負担は違うと思う。
別に平等である必要もないんだけど
ドナーとそうでない方、
夫婦の負担はイーブンだと思う。
両方、大変。
それで水を飲みまくった翌朝…
気分は前日よりマシになってたし、声も元通り、熱も下がって通常のテンション。
麻酔科の先生が1日3回来るので朝1段階、麻酔の量を下げた。
AM8時ころ、聖徳太子先生とくだらんオバン心を理解してくれた若先生がエコーしにいらっしゃいました…。
水飲みまくった事をいけない事とまだ理解してないから、普通に挨拶。
自分でパジャマのボタン開けて、傷の具合と胸とお腹をエコーで見てもらう。
ヒョエーーオッパイ見えちゃうかなーー
(傷は中央、オッパイのすぐ下から始まる)
って産科の男の先生にはドキドキしないのに何故か他科の先生だと少し抵抗があるオバンの乙女心。
でもさすが若先生…
実に上手く見えない・触れないように
やってくれました。
画面を見てる聖徳太子先生から
「………………。」
「胸水と腹水がたまってる…」
「胃もタプタプだ」
水、飲んだ?
(いつもより声でかめ&キツめ)
私「え…飲んでいいって言われたから…
(いや本当最低なんだけど人のせいにした私)
そこのペットボトル、ゴクゴク飲みましたけど…。」
先生2人
「………………。(無言&無音)」
聖先生
「動いた?」
私「え…(気持ち悪かったから)ゴロゴロ寝返りしながら寝てました」
聖先生
「寝返りしたの?」←また声でかめ&キツめ
私「はい……(いけないって言われてないけどな。。)」
先生2人
「……………。(また無言&無音)」
いつもは優しい雰囲気を出してくれる先生が無言&無音の連続で怖い…
(真剣にエコー見てくれてただけかも)
私「え…何かまずかったですか…?」
若先生
「まあ、あまり無理はしないでくださいね」
(←優しい)
怒られなかったーーホッ
(2人とも呆れてただけかも)
でも一応反省して、ベッド上で動き過ぎないようにしました。そして水も自粛…多少飲んでたけど。
この事も影響して
心配かけたし無理はやめよーーと、
私は術後3日目でやっとICUのピーちゃんに会いに行きました。(多分、遅い方)
術後1日目と2日目は昼寝ばっかしてた。
それも身体の回復が早い事に繋がったかも。
背中の麻酔から点滴が入っているうちは、生理痛か筋肉痛のような痛みと気分で楽勝〜と思っていたけど
エコーの結果、水を吸収出来なくて身体はやっぱり普通と違うんだな、と実感しました。
子供が1歳過ぎとか2歳…とか
特によく分かる年齢だと這ってでも一目会おうとICUに行ったかな。
うーーん。。。
もちろんピーちゃんを世界一愛してるけど(お兄ちゃんも)
私は子供が何歳でも
ピーちゃん頑張れっ
ママは11階で休むわ〜〜って思ったかな。
こんなドライな母親で愛情足りてなかったら申し訳ないんだけど。
この入院中は夫、家族、ICUの看護士さんにお任せで自分の好きな事を沢山しました。
子育て中には中々できない昼寝、読書を。
お母さん、だけど
休んだっていいじゃなーーい!
私は術後3日面会の後は5日以降、自分で歩いていけるようになってから好きな時間に行きました。
入院中、自由にやって精神的に落ち込む事が無かったのも、手術を成功させてくれた先生がた、看護士さん達のおかげです。
そしてピーちゃんも本当に頑張ってくれた。
家族がいない時も頑張ったんだよって話を
いつかしようかな。