先週から1年ぶりに主人が仕事に行っています。
人生ではほんの2年余り。
重い、重い2年でした。


6年前のある日主人が言いました。
自分の考えていることが周囲に筒抜けになっている気がする。

統合失調症の発症です。

きっかけは会社でイワレノないセクハラの疑い。
ただ、その相手からのメールをとってあったおかげで回りの同僚の理解は得られたそうです。

女性からのアピールをそれと気付かず無視してしまったのかもしれないと後で気付いたと言っていました。見目麗しい人だったそうです。

それと所属していた部署が吸収されて異動を余儀なくされる時期だったこともあり、ストレスがマックスに達したのでしょう。性格が真面目な上に自分を責めてしまう傾向に拍車をかけたと思われます。

一粒の精神科の薬で睡眠が改善し、それと共に症状は、消えました。
私はこの時再発がこんなに大変なことになるとは想像もしていませんでした。

会社は退社し、転職しました。

主人は昔から感性が鋭くて目に見えないエネルギーに敏感な所がありました。

だからこの統合失調症をあまり深刻には考えていませんでした。だって目に見えないものを感じることは日常茶飯事でしたから。今思えば、現実を受け入れられない心の反映もあったかもしれません。
同時期に私の仕事も会社間の合併で職場が変わり、ストレスをかかえました。

転職して4年。

統合失調症は再発してしまいました。私にとっては幻聴と妄想です。主人にとってはリアル。

もともと勘が鋭い人です。一部の情報は正しかったり、なぜそれをあなたが知っているのかということもあり、本人が病気だとは気付けないのてす。

その前に主人の体が悲鳴を上げていたことに私は気がつきませんでした。
風邪を引いて治りにくくて休みがちになっていたのです。あれがもしかしたらサインだったのかもしれないと思いました。

後悔しようにもわからなかったとしか言えない私です。

主人は幻聴と妄想に怯えて恐怖感から抜けられなくなりました。

勘の鋭さでは無くて、些細な日常が恐怖に変わったのです。盗聴器しかり。集団的嫌がらせしかり。

仕事が続けられなくなりました。

そこから暗中模索が始まりました。

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