以前は3000m級の高い山ばかりに登っていましたが、3年前からは低山を中心に風水を看て回っています。
関東周辺のこのような低山にも、なかなか面白い場所が点在しているものです。
夏のシーズンだし、山と海がきれいな場所に行きたいと思い、真鶴半島がみえる風水の良地を探していると、幕山を見つけました。
JR湯河原駅で下車、バスで幕山の下まで移動します。
幕山公園行きのバスがあるのですが一日二数本しかないので、鍛冶屋行のバスに乗って終点から歩いて、南郷山から幕山に廻るつもりで行きます。

私にとっての山は、頂上に登ることよりも、龍穴(りゅうけつ)という風水のパワースポットを探すことが目的なので、途中の地形や山の感じを楽しみます。
ミカン畑の広がる景色のと良いところです。
今日は猛暑のせいか誰一人畑にいません。ちょっと失礼して写真を撮らせて頂きました。
濃い緑と向こうの青い山、かすんではいますが海の色がとてもきれいです。
実はこの写真の右下あたりの盛り上がりが龍穴という大地からの生気が噴出している場所です。

わかりますか?
ここでできたミカンは龍穴の気を浴びてさぞかし美味しかろう!などと考えながら
この地に立ってみると、気もさることながら、格局も素晴らしいものです。
向こうに見える海の手前に伸びた山裾は砂(さ)といって、龍穴からの生気が逃げないようにこちらを護る働きをします。
本当にのんびりとした気持ちの良いところですよ!
さらに歩き続けると「壁上掛灯」という特殊な龍穴が見つかりました。
既に小屋が建てられていますが、とてもきれいな形の龍穴です。

壁上掛灯は断崖のように切り立った山筋にできる龍穴でとても力が強いのと、向こうに見える山々も高く、見渡すときれいな景色が広がるのが特徴です。
先の場所と比べてみると、ここは向こうに見える山が三重に立ちはだかり、段々と高くなっているのがわかります。
弧のようにこちらと対峙する向こう側の山を案山(あんざん)といいます。
案山も砂(さ)の一種ですが、案山は龍穴の正面にあり、砂(さ)は龍穴を囲むようにあるのが特徴です。
・・・と、景色に見とれ、山の気を楽しんでいると何やらガサッと動く黒い影が・・・
何でしょう!?
次回に続く!