3年前、コロナのロックダウンの真っ最中にIKEAのシステムキャビネットでリノベしたキッチン。賃貸に出してるコンドなので好き勝手にやっちゃった。5月末に3年住んだテナントさんが退去したので点検と大掃除に。

 

下の写真は修繕&清掃後。不動産エージェントさんが内見時に撮った写真見たけど、カウンターには浄水器やらプロテインのサプリ、コーヒーメーカーなどなどでゴチャゴチャしていた。週末の一日に7組の見学あって即申し込みアリ。

 

 

食洗機のフロントパネルは外れたまま、、、。IKEAのクローン製品のパネルの寸法が数ミリなれど高さがあり過ぎて開閉しにくかったらしい。3年も住んでてクレームしてこなかったから全然知らなかった。問題はキックボードがパネル下部に当たってパックリと開かない事。不本意ながらもキャビネットお揃いパネルは諦めて、標準的なステンレスのカバーに替えることに決定。

 

3年前、キッチン床まわりに貼ってあった白い大型タイルを引っ剥がして、リビング床と同じオークのフローリング材を調達してきて一体化させた。大工さんが時間かけてタイル部分の境い目が消えるように全体をうまく合わせてくれたものの、最後の段階のコーティング塗りで色が合わなかったんでした。貼り足したオーク材だけはちょいと赤味がでてきてしまい大工さんと相当揉めた。3年も経ったら全然気にならないな。

 

下はリノベ前の床の写真。この床の工事は多分はるか50~60年くらい前のもの。タイルとオークフロアの境目に張り巡らしてある板が盛り上がってるため、自由にダイニングテーブルや椅子が配置できないので不便だった。

 

 

 

チェックポイント1:何もないミニマル壁

2面壁収納のうち一面をゴッソリ取っ払った壁。シンクの真ん前の壁上面に収納棚を付けるのがどうしても嫌だったから。洗いものの最中に、かがんで頭がぶつかるとかないんだけど圧迫感を感じるから。

 

さらに、リビングルーム横にあるから『キッチンぽくなく、料理する気にならない』ミニマルキッチンを目指した。テナントさんは、冷凍食品とデリバリーやテイクアウトで生きててほしいのが希望。まさか釘を打って棚なんか勝手に付けてるかも?と心配したけど無事。

 

L字型キッチンキャビネットの交差するコーナー部分、敢えて中は空白にした。ここが自分の住む自宅なら貴重な収納スペースを無駄にせず収納スペースにしていたとおもう。例えばレイジースーザンみたいなの入れるとかしただろう。理由は、奥まった収納はテナントが不用品を入れっぱなしで放置する傾向があったから。それに奥まってるので掃除しにくい。だったら入れさせないようにすればいい、と。

 

チェックポイント2:スプラッシュタイル無し

 

工期が遅れて断念したスプラッシュタイルの代わりに耐水ペンキの重ね塗りでしのいだ壁。パッキンの劣化はともかく、そんなに汚れてなかった。ここ5年くらいは新卒男子くんか近所のS工科大の学生さんが借りてくれてて、まめまめしく料理なんかしなかったはず。じき越してくる新テナントもまたまたS工科大の学生さん。これから数年もこのままペンキ壁のままでいけそうな気がする。

 

黒いシンクもいいコントラストを醸し出してると自画自賛したい。こんな黒いシンクだと美味しい料理に取り組む気にならないだろう、という目論見。

いつかはタイルは貼りたい。セミマットな、タイル貼ってあるかどうかハッキリ分からないくらいの存在感ゼロでペンキ壁に馴染むような大型タイルがあるなら。

 

チェックポイント3:自動タッチ式キッチン水栓

日本人はGROHEのこの角型デザインの蛇口が好みな感性の国民性なのかも。リノベ番組でたまに同じタイプを採用した家が登場してましたんで。点検したらタッチしても反応なし、、、、、。リチウム電池を数年おきに取り替えないといけないのは知ってたけど3年も持たないとは、、。よほどマメに手を洗ってたのか?(これもクレーム無しだった。)

とりあえずv6タイプのリチウム電池を買ってくるけど、タッチ機能なしでも普通にレバー回せば水でるんで、このままでもいいかも。

 

反省:早すぎたスマートブラインド

コスパ無視して興味本位だけで採り入れたスマートブラインド、壊れてました。上部の窓側にミニ太陽電池が付いてて、アプリから上げ下げ、ブラインドの角度が調節できるモノだったんだけど。

 

 

テナント君、「入居して数か月で動かなくなった。(クレームしなかったのは)僕は別にカーテンで良かったんで。」

メーカーのウェブサイト見たら、この太陽電池で作動するモデル、もう販売してない。たぶん、製造元も認める失敗品だったんだろう。そもそも大家はブラインドやカーテンをつけてあげる義務はないわけで、これは純粋に自分の好奇心からくる実験でありました。3か所の窓につけて、一台300ドルくらいしたんだけど。安物だったら50ドル程度で買えると思うと酔狂なことしたなぁ。

 

反省:天井ファンの無意味なスマート機能

天井ファンもスマート機能付き、プラスLED照明つきで新調したんだけど、基本、夏はファンだけは付けっぱなしだろうし、回転スピードをアプリ開いて変えることも無いはず。壁にコントローラー付きスイッチ付けたし。この狭いコンド内ならスマート化する意味なかった。新テナントにはスマート機能のことは伝えないでおこう。

 

 

天井ファン自体は役立ってる。天井から出るセントラルヒーティングの冷気が循環されてとても涼しくなる。日本に帰ってリノベするときは是非取り入れたい。いちおう、この家は東と西側に窓があるため風がスッと循環するから空気が澱まない。更に天井ファンで気持ちがいい。

 

自動タッチ水栓は3年前、スマートブラインドと天井ファンは6年前に取り入れた、わが賃貸ユニットの自慢のサービスだったけど、当のテナント君たちには全く響いていなかったみたい。だけど、実験してみて気が済んだだけのこと。

 

天板はIKEAのメラミンカウンター。これも工期が全然間に合わなくてクオーツとか大理石トップを断念。でもこれで5,6年は使うつもり。学生さん相手ならメラミンで十分でしょう。そのうちカリフォルニア州みたいなリベラル知事さんが現れてガスレンジ全面禁止令なんか出さないかなぁ、、、。インダクションレンジに買い替える際にカウンタートップをクオーツとかセラミックに替えてみたい。まだ当分先の話。案外売ってしまうかもしれないけど。

 

アメリカ生活の最後の思い出に、大理石天板のショールーム&加工ファクトリーにコントラクターと行って、加工前の巨大な大理石天板から好きな柄を選んでみたい。そういうファクトリーはけっこう遠い郊外にあるそうで。