2023年12月某日に学士会館ホテルに一泊した。

 

東京初日はどうしても大浴場付きホテルにしたかったので別のお気に入りの某宿で一泊、東京二日目に学士会館で一泊。

 

学士会館に泊まる楽しみは泊まった翌朝の一階のパブレストランでの朝食。ちょっと遅めの朝食を角の窓際の席で頂くのが楽しみでした。が、私が泊まった数週間前に廃業閉鎖されてしまいました。窓からは通勤中の会社員さんがせかせか歩いてる風景を眺めつつ、、、。だから宿泊するなら平日のみにしてました。

 

そういうわけでここで朝食は出ません。ランチを腹いっぱい食べる予定なので別にいいのですが。

 

前回も行ったけど徒歩5分くらいのところにある、酸っぱい浅入りコーヒーを出す店を再訪。深入りが好きな私には不可解な味で、その不可解さが珍しくてね。行列できてたりすることあるんで、どうやら有名店らしい。グリッチというんだけど。今回応対してくれたスタッフさんはアジア系の外国人さんらしく、とても丁寧に説明してくれた。もう一人いたスタッフさんともども英語での接客もばっちり。焙煎に励んでいる男性はオーナーさん???

 

 

学士会館、というか神保町に泊まる理由はなんといっても本屋さん。本屋さん開店の11時までは、そのカフェで酸っぱいコーヒー飲んだり、靖国神社に参拝するのであります。

 

学士会館の話に戻る。ここは帝大卒の会員でない限り、または学士会館サイトか楽天トラベルで予約するしかないみたい。(直接電話かけるのは論外として)

今回予約できた部屋は小さめ。でも天井が高いせいか窮屈なことない快適さ。バスタブも棺桶みたいに極狭ってわけではないし。ここの清掃スタッフさんは今どき珍しいことに日本人さんばかり。(たまたま遭遇しなかっただけで、実は外国人さんもいるのかもしれないけど)

 

閉館というのでせっかくだからランチはホテル内の中華で。これが超絶ガッカリでして、、、。テーブルのレイアウトが変わってしまってて、お一人様席専用らしき壁に面した一列のカウンターに通されてしまい、窓側の素敵なダイニングエリアを背に、壁を眺めつつの食事となりました。こういうテーブルは私の嫌いなパターン。お料理は美味しかったかもしれないけど、席が悪すぎて全く印象に残ってない。

 

 

それから東京書店や書泉グランデ、文房堂などをぶらぶら見て回り神保町を堪能。ブックカフェのメニューもなかなか魅力的。この本屋界隈で一日過ごせてしまえる。

 

夜ごはんは竹橋の毎日ビル地下のレトロ地下街で何か食べようと思ってたけど時差ぼけと疲れがあって気力が出ない。またまたホテル内の和食店、二色で。この店内は窓がない間取りと分かったのでテイクアウトで鰻丼を。40分くらい待って、部屋で久しぶりの日本のテレビ見ながら白焼き&かば焼きの二色丼をほおばる。

 

 

2024年末には閉館。だったら、この部屋でゆっくり食事するのも一興。それにじっさいに寛げるんです。

 

翌日チェックアウト後、徒歩で皇居のお堀のほうへ向かって丸の内まで歩いて東京駅へ。東京って、再開発やオリンピックのどさくさで変貌してしまった。神保町で好きだった戦前のレトロなオフィスビル、コロナ禍中にとうとう消滅したし。それでも皇居~丸の内の界隈だけは再開発されたとはいえ、並ぶビル群はバランスよくとても美しい街並み。世界的スター建築家がやってそうな奇抜なビルは見かけない。人工的すぎて冷たい感じはするけど、なんというか、理性と秩序を定めた都市計画をもとに慎重に進められたかのような膨大な資金力と努力の跡が感じられるというか。これはこれで好き。