入院二日目

朝6時ごろ、獣医さんから長いテキストメッセージが入ってた。

入院したのは昨晩10時ごろ。それからの経緯を報告してくれる 内容でした。

 

詰まった大型の便は3回の浣腸では全く取れなかったとのこと。今日も浣腸とラクツルースとcisaprideを投与して、それでも大きな排便がなければ午後四時に最初の麻酔付き摘便するとのこと。

 

午後5時。仕事終わってから直ぐに病院に行くべきか?6時になっても報告メッセージ来ないので、私から電話してみた。

 

「いま2匹の猫が摘便待ちで、あなたの猫は6時半くらいから始めるから。」とのこと。

 

家でじっと連絡待ちしてても何も手につかない。だからさっさと病院に向かってしまうことに。麻酔かかってるなら90%今夜に退院はなさそうな予感したので手ぶらで。ここの救急病院のいいところは飼い主はいつでも面会オーケー。気が済むまでつきそってていいのです。

 

 

若いスタッフさん達がしっかり面倒みてくれてるのを目の当たりにすると、このレベルの施設と人員とサービスなら5000ドル払うのも仕方ないのかもなぁ、とちょっと納得かな、、。首に付けるコーン状カラーはよくあるプラスチック製じゃなく、ハンドメイドの洒落たデザインの布キルト製を付けてくれてる。他のケージのネコたち、可愛らしい。ウチのネコ、排便促進薬cisapride飲まされてヨダレがドロドロ出てるせいか、プラスチックのコーンカラー付けられてるけど。

 

 

私が着いたときは摘便が終わってて、ネコは麻酔覚めて朦朧としてた。ネコ、、、生を受けて8年弱、こんなに人間サマに囲まれて代わる代わる助手さんや先生からわにゃわにゃと抱かれまくったことは無く、さらにお尻をぐりぐりと掻きだされた屈辱の数々にボーゼンとしてる、、、ように私には見えた。

 

昨晩診療してくれた先生がいて、直接経過説明受けた。

 

「まだまだ取り切れてないから。様子をみてもう一回摘便する予定。摘便のあと、自力で排便するのが確認できるまで退院はできない。」

 

敢えて確認しなかったけど、当然この晩の退院はなさそう。

 

ネコが寝かされてるケージ内。さっき結構な量の粗相をしたらしく、スタッフが毛布を取り払い、ペットシーツに交換している。スタッフさん、すごくフランクで親切。タットーしてるヒッピーぽい若い人ばかりというのがちょっと異色、、、。

 

「ケージの傍に付き添ってていいよ。座ったら?」

 

「お水持ってこようか?何か飲む?コーヒー?」

 

って、椅子を出してくれたり声掛けしてくれる。この飼い主への至れり尽せりの対応、マニュアルでそうするように決められてそうだけど、それでも嬉しい。隣のケージのシャム猫の飼い主さんに話しかけたら、昨晩は朝の5時まで付き添ってたって。

 

この日は1時間程いて帰宅。

 

三日目で退院

病院から朝8時半ごろ電話あり、「先生、もう大丈夫!退院させていいよ。」、とのこと。朝4時にやった摘便でデカい塊便が柔らかくなってきて、やっと取りだせたそうだ。土曜日の朝、空のキャリアーを抱えて直ぐに病院に向かってネコと対面。

 

 

シフト変わった別の先生が説明してくれ、今後の対策を相談。なにせ99%再発するらしく、、、。

 

伸びきった結腸が排便を促す動きが弱くなってるか、全く機能しなくなってる可能性が高い。するとラクトース液とかcisaprideはそんなに重要じゃなさそうで。

 

  1. 人間用の下剤ミララックスを餌に混ぜる。
  2. High Fiber & low residue食(便の量が多くならない餌らしい)を与える
  3. Fiber response特化した餌を与える

1のミララックス。これはけっこうマメに与えてたつもりなんだけど、即効性があるようには思えなかった。私も大腸検診の前日に飲んでみたけど、よほど大量に摂取しないと腸の中のものが出てこなかったし。とにかくこれからは全部の餌に仕込もう。

2&3、、これらは獣医の処方箋が要るんでネットでサクッと注文するわけにいかない。ここは救急病院だから処方箋は出せないらしく、かかりつけ獣医にだしてもらえ、とのこと。(あの近所のヤブ医がさくっと書いてくれるだろうか、、、?)

 

連れ帰ったネコのお尻は薬でまだ下痢状態なのか汚い。尻が汚いこと自体、なんとか排便ができてる証拠ならいいんだけどな、、、。

 

去年は近所の獣医で浣腸を2回してる。このときの獣医は腹をちょっと触っただけで「便秘ーー!!浣腸!」って雑な診察だった。2回目なんて最後に確認のレントゲンすら取らず、さらに手抜き浣腸のせいでまだまだ詰まってた。翌週クレームしてやりなおしてもらったくらいのヤブ。去年の時点で今の救急病院レベルの獣医さんに診せてたらメガコロンになるまで悪化しなかったかもなぁ、、、、。ごめんね、、ごめんね、ネコさん。