茶トラニャン姫、またご飯を食べなくなった。またたびスナックもチュールにも見向きもしない。

 

お腹を触ってみるべきか?でもニャン姫は逃げる。元気な時ほど逃げる。6月末で5年も一緒にいるのにだ。それもここ2年はほとんど毎日家でべったり一緒にいたのにだ。前回の便秘騒ぎの経験から、ニャン姫って弱ってるときは割とあっさり捕まってくれるようなのでなんとかなるでしょう、、、、浣腸。

 

今回は飼い主で浣腸をやってみた。

獣医さんにはもう行きたくない。今年1月に連れて行って一泊の浣腸入院で855ドル払った。浣腸で宿便は取ってくれて感謝だけど、便秘を根本的に治癒してくれるわけじゃないない。浣腸を年に数回やりに連れていけるほど甲斐性がないし。それにどっちみち部屋は汚れるんだから。退院3日目に肛門の栓が決壊したかのように便が出て、部屋中とんでもないことになったんで。飼い主の手で浣腸出来て855ドル浮くなら、ベッドシーツやクッション、枕、カーペット、丸々買い替えてもお釣りくる。

 

まずは準備。

  • 犬猫用浣腸。ずいぶん前にネットで購入してある
  • おしゃれ着用洗濯ネット
  • 爪切り
  • 新聞紙ごっそり
  • ボロ布ごっそり(ユニクロに持ってく予定だった古Tシャツ、ここで活用)
  • (後で調べたらオリーブ油とかひまし油があればよかったらしい。)

 

猫トイレの置いてある仕事部屋でやることにして、その部屋から布類、クッション、、、、ウンチが付いたら困るものは全部撤去。フローリングで尻をぬぐうに決まってるんで床は諦めてる。あとで掃除するだけ。

 

飼い主の私も必死だったんで写真なんて撮ってる余裕なかった。もしかしてショック死してしまわないか、、、?衰弱死したらどうしよう?、、とか。だから以下は文字のみ。

 

捕獲

逃げ込んで本棚の下段にもぐりこんで袋小路状態になったおかげで割と早めに捕獲完了。洗濯ネットに押し込んだ後はパニック状態なのかあまり抵抗しない。食べてないから力もないんだろうなぁ、、。まずはここで爪切り。シャキーンと伸びきった爪を切ったおかげで後の浣腸処理の時に引っかかれる被害が防げた。

 

ニャン姫にだけは爪切りは普段やらない。抱っこもさせてくれない猫にそんなこと無理なので。風呂もシェルターから引き取って一度も無し。これからは一ヶ月おきくらいに爪切り目的に洗濯ネット捕獲してもいいかもしれないなー、と思った。

 

さて、ペーパータオルでお尻を拭き拭き。カラカラに乾いた便がついてた。まずはお腹を揉んでみる。便を見なくなって10日くらい。相当奥で固まってるのかなぁ?肛門から何も出てくる様子なし。もう浣腸するっきゃない。

 

浣腸決行!

浣腸ノズルを適当に差し込んで大腸の内壁を痛めたり、それどころか突っ込む方向、、、というか角度を間違えたら大腸に穴が開くのでは、、、?と想像するだけで怖くて肛門の穴に1センチくらいしか差し込む勇気が出ない。幸いニャン姫は恐怖なのか噛みつくとか蹴るとかいった抵抗はすでに諦めたらしく、差し込むときに動くことはないのが救い。

 

こわごわと1センチくらい挿入して注射しても肛門からあふれてしまうだけ。ここで一旦中止。ニャン姫を解放する。15分後くらいして様子みてみたら、それでも効果あったのか、お尻回りが茶色く汚れてきてる。

 

ここでググる。『肛門に 浣腸 ノズル を 差し込む 方向』のキーワードでググったけど参考になる記事出てこない。(因みに必ず平仮名を無理にでも入れて検索しないと中国語の結果だらけになる。アメリカからググるからだろうか?、、、)『cat enema』で動画でぐぐったら、獣医さんが実際に猫に差し込んでる様子の動画が見つかった。診察台の上に腹ばいに寝かせ、しっぽをめくって肛門に垂直に差し込んでるだけだ。ふーん、それでいいのか、、、。私は猫を抱っこした状態で、あおむけに腹を上にした姿勢で差し込もうとしてたんだった。

 

またさっそく捕獲した。明日に延ばすよりは、今夜中にがつっと終わらせてしまったほうがいいように思ったんで。ニャン姫のメンタルはボロボロ状態というか混乱状態というか、、、生まれて初めての屈辱?凌辱?に遭ってパニック状態かも。洗濯ネットに入った体、お尻と足だけ出して新聞紙敷いた床にうつ伏せ、、というか腹を下にして押し付けた。尻尾がジャマながらなんとか肛門にまっすぐブチュっと差し込んだ。恐る恐る奥に入れたところ、数センチ奥あたりからスルッと抵抗なく入ってゆく。そこで注射器の中の残り全部をブチュ!

 

そのまましばらく押さえたままお腹を揉み揉みしてから解放。

 

人間の浣腸とは違って、数分したらドバドバーってことは無かった。1時間くらいして部屋に戻ってみたらトイレがすこしだけ汚れてる。お尻を拭いてあげた。この夜はソファの奥で引きこもっていた様子。

 

翌朝。起きたら部屋中が臭い。可哀そうだからと仕事部屋に閉じ込めず、隣に続く私の部屋のドアを開けておいたんでした。嘔吐、尻から漏れたらしいシャバシャバな便、床には尻を拭ったらしい跡とか、、、、。トイレ見てみたら、少しながら便が出ている。傍から見たらおぞましい光景だろうけど、浣腸が利いているようで安心しちゃった。1月に浣腸入院から退院した3日目のほうが汚れが酷かったんで、この程度の汚れならなんてことない。

布類に被害は無し。だから洗濯物の手間は無し。窓を全開して午前中かけて床掃除のみ。

 

朝ごはんは全く食べてない。いつものような警戒心にあふれるピリピリした目つきじゃなく、泣きそうな、、というか、困惑?観念したような顔つきしてる。今日はやりたくなかったけど、また捕獲。今日はもうあっさり捕まる。洗濯ネットすら不要。汚れた尻を拭いて腹を揉む。こんな風に抱っこできたのは獣医での浣腸入院から退院した日以来。うるうるな瞳で私を凝視するニャン姫、、、、愛くるしいことったらない、、、、。なんとかしてまた食い意地はりはりニャンコに戻ってほしい。素人が摘便までやるのは危ないので、いま出来るのは腹マッサージくらい。気のせいか大きな便の塊を感じた。ホントに便かな?別の臓器かもしれないんで強く揉むのは良くないらしい。

 

昼ごろにチョット長めで10センチ位の太い便をトイレで発見。浣腸の液の効果がまだ持続してるんだろうか?夜にはまた一本太めの便があったし。

 

お魚スープあげてるのに全然減ってない。まだまだお腹が詰まってる様子。今日はずっと仕事用デスクの奥にぐったり横たわってる。抱っこしようと抱き上げても多分抵抗しないだろうけど、飼い主の気まぐれでかまうのは止めといた。

 

3日目

朝起きて早速トイレをチェックしたら、またまた太めの一本発見。スープが半分くらい減ってる。部屋をうろうろして、私を見上げて逃げる。そんな元気があるなら安心。

 

 

調子が戻ってきたみたい。でも昨日あんなに抱っこさせてくれたのに、、、。つれないなぁ、、、。