先月の日本行きの出費で金欠のせいか、20ドルで美術館に行くという心のゆとりが作れなかったのが5月の家計。

 

しかし、ホルバイン展覧会なんて、そうそうない。ゆとりと暇を持て余せる頃には年金族となってるかも。その時にヨーロッパの美術館にサクッと行ってホルバイン鑑賞する意欲あるかどうか、、、。

 

まぁ、重い腰上げて行ってきました。時間指定のネット予約に手数料なんたらで26ドル。

 

 

5月15日日曜日。最終日でごちゃごちゃ。警備員さん、「カメラのフラッシュは禁止ー!何度も警告してますが、退場ですよー!」って、キレキレ。

 

ホルバインがとらえるモデルの表情がなんとも、、、面白い。

 

 

いるよね、、、世界のどこでもマナー違反な輩って。ここはスマフォ撮影OK。それどころか、「どうぞ、スマフォのカメラの拡大機能使って構いませんよー。」という但し書きがあるから、もう、もう、酷いのなんの。客の多くはこぞってスマフォを絵の前に掲げてるんです。

 

 

ナゼ拡大機能が?というと、このホルバイン展覧会のメインはホルバイン後期のミニサイズの細密画のコレクションがメインなんでした。しまったぁ、、、知ってたら単眼鏡とか持ってくるべきでした!というか、もっと早いうちに空いてるはずの平日に行っておいた。事前にウェブサイトでオンライン公開講義とか見とけばよかった。

 

 

20ドルするのに展示室は2部屋だけなのが物足りないっていえば物足りない。骸骨のダンス連作とかあまり好みじゃないしで。3,40分くらいでお終い。

 

増改築後のモーガンのカフェスペースは明るくて気持ちいい。レンゾ・ピアノの設計。テーブル席は以前と違ってセルフサービスになってる!チップ要らないとなると気安く休憩できちゃう。

 

 

ミニデザートメニューで小さなティラミス。そしてillyのカプチーノ。ここの客層は上品なシニアの仲間連れや夫婦が多いかな。MOMAのカフェテリアと違って落ち着いてる。

 

 

 

ホルバインの大型サイズの肖像画作品は五番街79丁目のフリックコレクションに数枚あり、一時期はメンバーになって週末になると見に行ってた。マイセンの陶磁器も目当てで。常設展示でたいてい空いててゆっくり鑑賞できたし。さぁ!ホルバイン全部制覇じゃ!今からフリック行くぞー!

 

、、なんて無理、もう私にはそんな意欲は残ってません。気力まで老いたなぁ、、。悲しい。