一時期、熱狂的に買ってたマルジェラのTABI靴。

 

TABIブーツにパンプスはヒールの高さでギブアップ。フラットなバレエTABIは踵がパカパカ脱げてしまう。 変わり種パンプスTABIにもトライするも、ポスト・コロナ生活のリモートワーク隠遁ライフとなった今、気負って履いていく機会なくなっちゃった。

 

さらにアラフィフという世代、膝や股関節に負担かかるようなデザイン優先のモード靴は辛い。履いてはいけない!という分別がついてきた。

 

一時期は無理して頑張って履きこなそうとしてたけど、やっぱり20分歩くのが限界。カフェで休憩、地下鉄で座れなくて立ちっぱなしともなれば冷や汗もの。 (そう、TABI靴でお出かけは車が原則!!)

 

久々にクロゼットの大掃除してて、TABIの入った白い靴箱が重なる光景は、感慨深し。、、、どんだけ散財したんや?、、と。

 

気まぐれに開けてみた3年くらい前に買ったペイントもののTABIパンプス。まだ一回も履いてないし、裏張りすらしてない。

 

ぎゃー!!!

 

白い模様、剥げてる!

カナダのセレクトショップであるSESSENCEで購入したから偽物ではあるまい。

 

 

どの白い部分も爪で剥がそうとしたらペラリペラリと剥がれてゆく、、、、

 

そうなんだな、、、モード優先なんだもんね。本物のペイントで塗りたぐっただけなんだろうね。ニューヨークの乾燥した気候のせい?(それはないだろう、、、)

 

革素材にペイント柄を染めるとか、表面にペンキを定着させる加工するとかいうメンテ性をなーんにも考慮してなかったんだろうな。そんなこと言ってたらこんなペンキ塗りたくらないよね、、、。マルジェラの担当デザイナーさんにしてみれば、剥がれてくの当たり前じゃん、何騒いでんの?モードって分かんない?アートなの!嫌なら買ってくれなくていいよん、って感じかな?

 

足袋ブーツの変わり種バージョンでソックスブーツも買った。これは履く度に擦れて摩擦で毛玉でき、さらに安定の悪さで足傷める事間違いナシ!脱ぐときの恐ろしく面倒くさい作業付きというトンデモ靴だった。(それでもどうしても履いてみたかった自分が呪わしい、、)

 

こういうアート性を、「さすがマルジェラのガリアーノ~~」と崇めて靴に求める気はない。「こんなカッコいい靴を履く私、イケてる~~!」みたいに勘違いするには分別あるし。(最初は感じてたかも、、、確かに)

私はTABIを買うべき人間じゃなかったなぁ、、、。一足でやめときゃよいのに。

 

でも、白ペンキ部分が完全に剥がれてしまってシルバーTABIと化したら案外いいかも、、、。これはローヒールだからもうちょっと長く、1,2時間は歩けそうだし。クッション性ないからそれ以上は腰に悪いこと間違いなし。