週二日だけの出勤日は42丁目のバスターミナルから地下鉄2駅分を歩いてぶらぶらするのが気晴らし。

 

8番街の45~46丁目あたりに見つけたサンドイッチ店、よくあるデリとは違う佇まいとメニューの異様さに足が止まった。フィレンツェから出店したサンドイッチ専門店で、なんて読むんだろ、、?オール・アンティコ・ヴィニアーオな?

フィレンツェ、3回くらい旅行してるけど、美味しい食事の記憶がない。おひとり様貧乏旅行でヨーロッパ行くと、夜の食事はいろいろと不便なんで。家族やカップルで行動するのが当たり前なのか、ソロ行動に異様に思われてウェイターに同情されてしまうとかね。

 

 

 

 

新鮮なサラミや生ハムが看板メニューみたい。メニュー16種類。オニク無しサンドを探すのが難しいくらいオニク、オニク、。

名前だけじゃ何が何だか見当つかないのでメニュー表と首っ引きで肉無しを探す。

 

どうやら3種類が肉無し。あとから上に載せてる写真をじっくり見てて、お肉無しには右端に緑色のスティッカーが貼ってあることに気付きました。一風堂でも一蘭ですら、ニューヨーク出店してしばらくすると根負けするかのようにベジタリアンメニューを出さざるを得ないのがニューヨーク、、、。フィレンツェは魚料理は無し?エビ、サーモンとかニシンみたいな海産物の具はゼロ。

 

注文したのはL.A. FADE AWAYという名のサンドイッチ。具はゴルゴンゾーラ、スパイシーズッキーニ、スパイシー茄子、サン・ドライ・トマトとアルグラ。

 

「あと3分でパンが焼きあがるから待ってて」とレジの人。

パンというけど、オーブンから出てきてカットしてる巨大な四角いパンというのはフォッカッチャに見えるんだけど、、。腕に入れ墨はいったオジサンがサクサクっとトッピングを並べてあっという間に作ってくれる。

 

 

私がオーダーしたのはオニク無しだからぺったんこ。ビジュアルのインパクトはいまいち。回りのお客さんがモリモリ食べてるサンドイッチはまさにインスタの写真どおり。こんなの(下参照あれ)

 

 

帰宅してから切り分けてガブっとひと口頂く。

うわぁー、、、いままで食べたことない美味しさ。具の組み合わせがね、、、。フォッカッチャだけでも美味いし。クリーミーなゴルゴンゾーラがねっちょりと口に残り、辛みが付いてるズッキーニと茄子に合う。コレはワインが欲しいぞ!と唸ってしまった。下戸のくせに。

 

いやしくも完食してしまい、お腹が苦しくて夜寝つけなかったというおバカなオチが最初の日。

 

そのあと二日後にまた寄ったんですが、そのときはLA BROADWAYを。具はピスタチオクリーム、ストラッチァテーラ(初めて聞いたチーズの名)、サン・ドライ・トマトにスパイシーズッキーニ、アルグラ。この夜はワインも買って準備万端。今から思えばチリ産ワインじゃなく、イタリアンワインにすべきだったかも?

 

 

これも腰抜かす美味さ。ピスタチオの濃厚な風味がメイン。何とかっていうチーズは前回に入ってたゴルゴンゾーラより穏やかミルキー。

この夜はなんとか我慢して半分残して翌日のランチに。

 

もう一つ、残る肉無しメニューはカプレーゼ。モッツアレラ、トマトとバジルのみ。この店じゃなくても見かける定番イタリアンメニューとはいえ、ここのモッツアレラは相当期待できそう。

 

次回の通勤日の帰り道が楽しみ。このお店は昼12時開店なので、朝テイクアウトしてオフィスでランチに食べるということが出来ず、ディナーとして食べなきゃいけないのが私の胃には辛いところ。週末のランチにこんな劇場街辺りに来る気ないし。