カーミング・カラーというのを買ってみた
SENTRYというメーカーの鎮静スプレー、獣医さんに連れてゆくために先週4年ぶりい使ってみたら、多分効果があったのだろう、、、、落ち着いてケージに入ってたのです。そんなに効くなら同じメーカーの首輪も試してみようと思って。
スプレー使わなくても、あまりの酷い扱いに観念したか、パニックしすぎて頭真っ白で硬直していたという説もやっぱり拭いきれないけどね。
この白黒ニャン君はいつもリラックスしてる甘えん坊。この子に付けるんじゃなくて、、、
茶トラへ。茶トラはアメリカでの呼称はオレンジ・キャット。まさにオレンジ系茶色の毛並みと赤みのある紫色のカラー、合う。
抵抗することなくサクッとつけてくれた。
そもそもそれが変!おかしいのです!入院前のニャン様だったら、首輪を近づけただけで脱兎の如く逃げている。
私と茶トラのニャン様の間で高くそびえてた壁みたいなもの、、、先週の入院騒動でかなり取り払われたような気がする。この茶トラ猫、シェルターで引き取る時点で人間恐怖症とは承知していた。4年半ものあいだ、抱っこなんて全然出来なかった。シェルターの説明どおりにネコ仲間が必要で、先住猫とはべたべたと仲良く折り合ってるし、食い意地クイーンでもあり、好物を食べてて無心になってるどさくさにナデナデできる。夜には多少はまったり落ち着くので、撫でたり、時にはチューもできないことない。この冬は爪もなんとかどさくさに紛れて切れたし。
しかし、ぜったいに抱っこはさせてくれないニャン様。
それが、退院してから抱っこができる。
下剤が効きすぎて大腸決壊したショックで部屋の隅で丸まってたニャン様、「また脱兎のごとく逃げるんだろうなー」と、だめモトで抱きかかえてみたら、ナント、おとなしく抱かれてくベッドに収まった。
翌日、ベッドの枕元でまったりしてるニャン様がいた。「昨日のことはまぐれだったのか、、、?」、確認したくて、またそっと抱っこしてみた。
ちょっと困った顔、、、というか、珍妙な顔して私を見てる。、、、、腕の中で。
ゆりかごみたく、揺らしてみた。、、、逃げない。まん丸な目でじっと私を凝視してる。、、、、腕の中で。
そのままそっとクッションの上に戻したら逃げて行った。
いったいニャン様にどういう変化が起こったんだ???浣腸で入院中に看護師さんに抱かれて何度も移動して『抱っこ慣れ』してしまった?この4年間、相棒の白黒ニャン君がモフモフとフニャフニャと抱かれまくって液状化されてるのを横目にみてて、実は抱っこに興味があったのか?
このままニャン様が抱えてきてた緊張が和らいでてくれててほしい、そんな人間の勝手な希望で付ける首輪です。当のニャン様は嫌がってないんで、虐待とは思いたくない。ネコには受け入れられる類の匂いなんだろうか?どうも想像しにくい。
原材料というと、フェロモン0.02%。そんだけ。何のフェロモン?謎過ぎる。なんかすごい安っぽいフローラルな匂いするんだけど、、、、?一か月で効果は消えるって書いてある。
付けてみて数日。気難しい性質に変化はないような、、、、。前ほど近づいても拒否らなくなってる。眼つきも穏やか、、、なような。
抱っこしようとする私を察知して逃げようとするけど、案外あっさりと捕獲できてしまう。ちょっとだけシャー!って威嚇も。やっぱり基本は抱っこは嫌いなのかな、、、、。というか、ニャン様は『嫌い』っていう固定観念すらなく、ニンゲンとここまで密に接するという生まれて初めての異体験に混乱してるだけな気もする。抱かれてしまうと、もう抵抗はせずにじっとしているのです。ぎこちなく。
慣らしトレーニングということで抱っこ体験は一日一回にしてみます。
お尻を触っても嫌がらなくなったのは驚き。今まではお尻が綺麗なのかウ〇チで汚れてるのかすら判断するの難しかった。お尻を少しでも触るとピャっと逃げてしまったんで。今は触っても、しっぽをめくっても動じない。
とにかく、ニャン様とワタシの距離感、少しづつですが進展中。