今回の10月の1年10カ月ぶりの16日間の日本の里帰りで計4回のPCR検査を受けたことになります。

 

1回目 無料:日本へ入国前

日本のルールだと、搭乗時間の72時間以内に受けた検査が有効ということ。

検査の不備で入国できずに送還されたという話を耳にしていたので周到に下調べをしたつもり。

StatCare  Midtownってクリニックではニューヨーク住民(納税者?)はPCR検査は無料。私が日本の書式をプリントしたのを持参したらササッと作成してくれました。この証明書の分も無料

 

2回目 無料:名古屋セントレア空港の入国時

これは唾液検査で30~40分くらいで結果判明。待ってる間に空港スタッフさんが待機中の管理アプリがインストール&設定オーケーか確認に回ってきました。入国者一人一人に付いてまわるってトンでもないコストでしょうに、、。

唾液採取用の個別ブースにレモンとライムのイラストが貼ってあった(笑)

東京の空港と違って空いてたのでストレス無し。親の家まで運転してくれる弟が入国ゲートで待ってたんだけど、長く待たせずに済みました。

 

3回目 19500円 :自主待機10日目

この10日目の検査で陰性だと待機期間が14日から10日で解除になるもの。厚生省のリストに載ってるクリニックで検査しないといけない(と解釈してますが、違うかな?)。うちの地元で何件もリストされてる中、即日判明する検査が出来るクリニックが車で20分くらいのところにあった。母に車に乗せてもらって朝イチ8:30に検査。鼻を深くほじるタイプの検査方法で。10時には診察室に呼ばれて陰性の診断でました。

医師からもらったのは陰性結果の伝票みたいなの。医師いわく、「証明書要るの?これに陰性って書いてあるから、日本ならこれで通用するんじゃない?」ってことで「陰性証明書」なる新たな正式書類は作ってもらいませんでした。不思議なことに、このSクリニックさん、厚生省の指定されてること自覚なさってないような、、、?それとも私が『入国者待機解除』のために検査した第一号??

医師のいうとおり、その場でその伝票もどきを写メして、入国時にインストール義務のある待機管理アプリのMySOSから写真をアップロードして送信。

 

この老人ばかりが待つクリニックの待合室にWi-Fiは当然ない。私のアンドロイドスマフォはアメリカのだから日本でモバイル通信無し。母のアイフォンにポケットWi-Fi付いてたから、そこから通信しました。

数時間して通知がきて「待機は明日から解除です」と。理屈からして陰性でた瞬間から解除では?役所仕事に理屈は通用しませんね。

これで4日の自由日ゲット。

 

4回目 15000円 :アメリカ行きフライト搭乗3日前

日米に支店のある旅行会社アムネットから自宅検査キット購入したもの。なにせ空港の簡易検査場は予約取ろうにも搭乗日は満杯。 前日も。 そもそも二日連続してはるばる遠い空港まで行きたくない。

 

貴重な5日しかない自由日に不慣れな東京をうろうろして検査場行って検査結果待ちに費やしたくない。ANAはどこどこの検査場の書式は受け付けない、JALはオーケー、デルタはなんたらかんたら、、、という雑情報がSMSでは飛び交ってる。そんなのリサーチする時間ももったいない。旅行会社が手配するなら間違いなかろうと決めました。

 

オンラインで申し込んだけど支払いは日本に着いてからの銀行振り込み。日本に着いてコソコソっとATMで振り込み操作してきて、数日後には自宅検査キットが届きました。

 

アメリカ入国のルールは搭乗日の3日前の検査ならオーケーというユルイもの。日本みたいに搭乗時間72時間まえとか細かくないから神経質になる必要なし。3日前の朝9時半に電話がかかってきて問診。実はその当日は旅先で熱海のホテルにいました。申し込み時に記入した電話番号は自宅の番号。これはマズいと2日前にアムネットに連絡して問診の電話番号を母の携帯電話に変更してもらうよう頼みました。すぐ手続きしてくれました。電話での問診は時間どおりかかってきて3分くらいでお終い。そして唾液を採取する時間を聞かれます。ホテルのチェックアウト11時直前に検査。唾液を保存液と混ぜて支持通り封印。ホテルの送迎バスで熱海駅に到着して駅前の郵便局からゆうパックで送る。 唾液といえど生体サンプルなので、ゆうパックでしか送ってはいけないらしいです。それも不活性化処理したものでないと。(だから保存液を入れるんだ、、、と納得) 

 

蛇足ですが、ゆうパックって値上がりしたんですね。私が最後にゆうパックを使ったのは10年以上前、500円ぽっきりだったのに。

 

二日後にメールで陰性証明書がPDF書式で送られてきた。政府の正式な書式と同じ日英文のもの。念のためコンビニでプリントして空港でのチェックインに備えました。

 

搭乗日、羽田のデルタカウンター。問題なく陰性証明書はパス。

 

計35000円。自主待機を14日間耐えてれば15000円で済んだのだけど滞在期間は17日だけだったので仕方ない。今度いつ帰れるか分からないんで。老いてはいたけど親の元気な顔を見れて、待機期間中は朝昼晩いつもずっと同じ屋根の下、気配を感じる距離で過ごしたのは貴重な経験です。