今秋からオフィス再開。1年半ぶりのオフィス。私のデスクの上に積まれてたのは、ロックダウン直前に注文したアマゾンとバーグドルフ・グッドマン百貨店の箱、、、などなど。バーグドルフの買い物はさすがに覚えてるけど、アマゾンで買った雑貨類とかお茶のことはすっかり忘れていた。
バーグドルフ・グッドマンで買ったものは、イッセイ・ミヤケ(注:プリーツ・プリーズではないほう)のプリーツのボトム。
商品サイトの着例モデルさんは175センチの10頭身美人さん。そのかたが穿く姿はアンクルパンツ。ということは、155センチの私なら踝まで届くパンツ丈だよね、と想像して買ったもの。レギンズとして使えるよね、と期待して。
案の上、実際に鏡に映る姿はゆったりゾロっとした長パンツ穿いてるオバサン。ボトムスはプリーツ特有のシルエットでストンと落ちてスッキリみえないことはない。(立ってるだけだとね)
「うーん、、、こんなもんかな。 ヒール靴と合わせたらコーディネートしにくいことないよね、、、」、と無理やり納得。
翌日、ちょっとカフェにお出かけしたときに穿いてでかけたのでした。
、、、、そして、
早々と逃げるように帰宅したのでした。あー、友人誘わなくて良かったぁ。
街を歩いてて路面店のショーウィンドウに映る自分のシルエットの余りの酷さに耐えられなくて、、、。さくさくと歩幅を広げて歩くときにプリーツに出来る横しわのシルエットがあまりにヘンテコ。うわー~~~、カッコ悪~~、、ショックでした。なんというか、ミシュランのマスコットみたいな、輪っか状のポコポコした丸いシワが太ももや膝下に現れるんです。
イッセイのプリーツは立ってるだけのパーティ向け。動いてはいけないのです!
思い出しました。イッセイのプリーツのタイトロングスカート、長身の友人に譲った理由は同じで、歩いてる姿を鏡でみたら、お尻の下とか妙に膨らんだり凹んだりして気になったんでした。長すぎるのに裾上げできないしで相当上にたくしあげて着てたし。
何年も前にMOMA美術館ストアでイッセイミヤケのブランドの食器のお披露目レセプションパーティに寄ったとき、アート関係者らしき女性達がプリーツを素敵に着て登場してた。素敵に見えたのは、パーティだと常に立ちっぱなしでお喋りしてるだけで動かないんでシルエットの変化が安定してるからなんですよね。パーティで歩くといってもたかが知れている。
地下鉄のってカフェに歩いていくときには着ていけないんですよ。というかそういうに日常着としてデザインされてないんだ。よく考えたら当たり前ではあります。だってプリーツ加工は最高レベルとはいえ、着物みたいなペラっとした平たい布地をプレスしたものなんだし。丸い体に沿うように作られた立体パターンじゃなく、着物みたいな一枚の布がプリーツの理念なんでしょうし。プリーツ愛用者には当たり前のことなんだろうけど、年に一着もプリーツ買わない私はこのことを体感するの遅かった。
これは古着屋さんに売りに行きます!それでもイッセイのプリーツは好き。ワンピースだとオバサンの丸い体をシャープに引きたて直してくれるし。今後はボトムスだけならフワッとしたスカートタイプだけにしよう。といっても、どっちみち155センチの体に似合うサイズは出してくれてないので裾上げできないプリーツは諦めるしかないかも。