作家モノの買い物については何回か失敗してます。

 

失敗例1: 美保ミュージアムで買った地元作家モノの信楽焼きのカレー皿。一枚4000円くらいしました。使って数回目で釉薬?みたいなものがペラっと剥がれてきた。

失敗例2: ニューヨークの某セレクトショップで買った作家モノのピアス。金具が壊れたので店に直しに持っていったら、「このデザイナーさんのジュエリーはもう扱ってないの。」と、けんもほろろ。すごく気にいってるのでリメイク屋さんに直してもらうつもりでずっと放置。

 

私の決断外でも1例。オフィス新装のとき一斉に買い換えた社員用チェアでもひと騒動ありました。ノル社の某オフィスチェア採用してしばらくして人事課に社員からかなりの苦情がきたのです。腰が痛くなったという、、。私も含めて争うように会議室のチェアにこっそり取り替える人続出で、とうとうメーカーのノル社の営業社員を呼びだしたくらい。来訪したのは新人らしき若い女性。うちら社員にモンスターキャラはいないし、彼女に対して詰め寄ることなく結局何の役にもたたず、なんの改善も見られずでしたが。多分、座ってると体が沈みすぎるのが問題?

家具もデザイナーものとか逸品とかもてはやされてるものは信じゃいけないですね。

 

ベッドを処分

処分するのは DWR.COM, DESIGN WITHIN REACHってアート志向なデザイナー家具屋さんで買ったCOVE BED。ネイサン・ヤンというデザイナーによる作品です。いや、家具を作品と呼んでしまっていいのか、、、?

 

清廉なデザインの美しいベッドです。木目の流れがとっても綺麗。

 

ミニマルなシェーカー風が気にいって。私が購入したときは1600ドルの定価。(それプラス、消費税に配送&ホワイトグローブ追加組み立て料250ドル相当も払ってます。)ホワイトグローブっても、高級家具の配達組み立てするなら当たり前のことですよね、、。 

 

 

そんな素敵なCOVE BEDをとうとうホウルアウェイ。

フリマサイトで50ドルで売りにだしたら早速取り引き成立。先ほど近所の若い大柄なパパさんがササッと解体して引き取ってくれました。50ドルって書いたのは、無料にするとトンデモなく問い合わせ来るからで、お金は頂きませんでした。パパさん、驚いてましたが。

 

せっかく惚れ込んで買ったものの、手放すことにした理由。

 

それは、、、、あまりにも繊細な造りなのですよ!!

 

模様替えでベッドの位置を移動させる度に接続部分の金具がどんどん脆くなってきたのです。乱暴に扱ったといわれたら仕方ない。二人がかりでソッとやるべきでした。とはいっても買ったのは4年前。模様替えったって1,2回くらいで、部屋内でベッド位置をずらしただけ。別の部屋に移したりするときは大騒動でした。解体に一苦労なので引っ越し業者さんを頼んで、二人がかりで部屋から部屋に現状のまま移動するだけで200ドルくらい払った。(30分かからず、、、)

 

さらに!

 

ベッドの高さ。標準的な高さなんだけと、このベッド購入後に買った超硬めな超絶に分厚いマットレスを載せるともうダメ!ヨーロッパ貴族のベッド風となり、ヨッコラショ!と、毎晩よじのぼって眠りに就くのです。

 

それに加えて、私はいずれ日本にリタイア帰国します。そろそろ家財道具を軽くしていく帰国準備に入ってる。持って帰れないんだから、新中古状態である今のうちに貰ってもらうのがいい。

 

トシを重ねるにつけ気づきました。ベッド本体のアート性はどうでもいいんです。(まぁ、ヘッドボードのデザイン性は重要かもです。)それよりも堅固で丈夫で移動や組み立てが容易であること。そしてマットレス上面までの高さ。なによりもおカネをかけるべきはマットレスの質でした。

 

そんなわけで米国アマゾンでも売ってた日本のメーカーのすのこベッドが私にはベストであります。送料込みで組み立てはIKEA家具より簡単ってすごすぎます。

 

 

 

過去の経験から、IKEA家具は板材が粗悪で体重を支える部位の板でも節だらけだったりしまして、ある時ボキッと折れて使い物にならなくなったんですよね。(もちろん、ベッドの上で立ち上がるべきでないです。)破損した部分だけ注文できて取り換えてもらえるサービスなんてやってるんでしょうかね、、。

テーブルリネンも大ファンだったのは、20年くらい前の話。グローバル化と並行してリネン布地の質の劣化を見るにつけ近寄らなくなりました。

 

無印の家具は良いです。アメリカ無印で売ってる家具の品数は少ないですが、10年以上前に買ったタンスは今でも問題なく使える。ただ、木目は節だらけ。そういうブランドだからって割り切ってます。