6月1日から事業を引き継いで始めることになって、手続きに追われた。

 

以前に、税務署に提出した開業届の控えに受付印がなく、そのままでは公的書類として扱ってもらえないことが分かった。

 

それで、税務署に電話をしたら、今から受付印を押すことは難しいという。話していたら、どうやら再提出すればいいだけらしい。2重に開業することにはならないという。

 

それで、個人事業の改廃業届出書、所得税の青色申告承認申請書、給与支払い事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、の4通を全部書き直して持って行った。

 

今度はちゃんと受付印を押してもらった。そして、今回の税務署の受付の人は親切だった。人によって随分と待遇が違うなあ、と当たり前の感想を持った。

 

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6月1日から早速事業を始めたのだが、まず、掃除しようとして掃除機を出したら、壊れていて動かない。FAXは1メートルの距離に2台あり、1台は壊れている。電話機もボロボロ。ごみのような書類や、使いかけの文房具等が山のようにある。大量の使いかけの消しゴムなどは、箱の中で溶けて、べたべたしている。

 

従業員名簿はクリアファイルにつづってあると聞いていて、確かにつづってあったが、10名前後のはずなのに、パンパンに膨れている。中をよく見てみたら、過去の従業員も全部そのファイルに突っ込んであり、今いる人のファイルも抜き出すと、その後ろにまた複数の人の記録が入っているというありさまで、うんざりした。

 

とりあえず、絶対にしなければならないルーターの交換をしたが、カウンター下で掃除をしていないので、恐ろしく汚く、さすがに同行してくれたフランチャイザーも気の毒がって、コロコロを買ってきてくれた。

 

ただ、思いがけず、事業所の床がフリーアクセスフロアだということがわかった。こんなに進んだ床仕上げになっているとは。ただ、フリーアクセスのせいで、どこに何のラインが入っているかがわからず、組みあがっているカウンターを壊して、移動させて初めて分かったこともあった。もちろんそのあと、組み立てなおしたけど。筋トレに通っていたせいで、力があってよかった。

 

古い書類はまだ山のようにあり、壊れた電気製品の処分など環境を整えるだけで、半月くらいかかりそうだ。

 

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引継ぎの時、最後に前のオーナーは「この観葉植物は、ここを始めたときから育て始めたものです。11年経ちますが、まだ元気です。ここに水を上げるためのコップを置いておくので、大切にしてください。」と言った。

 

そのオーナーとは譲渡金額の算定がでたらめで、契約したものの、それに気が付いた僕がクレームを入れて今までもめていた。相当、こちらが譲歩したにも関わらず、最後の最後に、また5万程度の金額をごまかそうとしてきた。もう争うのも疲れていたので、指摘はしたが、支払うことにした。決して、納得できるような譲渡ではなかった。

 

そんなこともあって、観賞植物については、とりあえず、返事はしなかった。「持って帰れ。」と思っていた。

 

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そんなバタバタで、忙しいはずなのに、どういうわけか創作意欲が増して、この間に原稿用紙60枚分くらいの童話?を、ほぼ書き終わった。

 

もう1か月くらい推敲したり、図表を整えたら(図表が不可欠なんだよなあ。)、どっかのコンテストに出してみる。

 

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そんなことをしていたので、大学のレポートは、ちょこっと進めただけで、ほぼ停滞している。既に提出してあるレポートは、ほぼ1か月が経つのにまだ返って来ず、テストが受けられない状態のままだ。

 

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この事業所は、日曜日と月曜日が休みだ。

 

今日の日曜日は、実家に日帰りをした。実家近くの方が亡くなり、葬儀が5月31日にあった。葬儀には行けなかったが、その方の家に伺わせていただいた。

 

そして、帰り道、事業に使う掃除機と電話機を買って、また名古屋に戻ってきた。今日はこれから、掃除に行ってくる。飲み屋の女性が手伝ってくれるというので、喜んでいたら、そのまま同伴と飲み会がセットされていた。世の中甘くないなあ。

 

明日は、壊れた掃除機や、ボロボロの電話機を、今度は環境事務所に持ち込まなくてはならない。毎日、いろいろあるなあ。

 

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韓国の映画「パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女」を見た。

主人公は脱北して韓国に渡ってきた女の子。運転がうまく、追われている人を必ず逃げさせる能力があり、大金を稼ぐ。

 

しかし、今回の依頼人は車に乗る前に殺されており、大金に繋がっているその息子が狙われることになる。

 

なかなか面白くて、最後まで見たが、ラストシーンで、一番知りたい「どうやって、彼女は敵から逃げることができたのか。」については、さっぱりわからないまま。納得がいかなかった。

 

それでも、ドラマはよくできていて、すごいなあ、と思った。

それはそうと、「成功確率100%の女」という副題はいらない。ダサすぎる。