今週から、毎日が休みという生活になったが、忙しかった。長野の実家に帰る必要があり、また、引っ越しの準備に追われた。

 

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ジムも再契約の時期になり、契約を更新した。今回は60分のトレーニングを32回分契約した。トレーナーの話では、俺のように60分のトレーニングを依頼するのは少数派で、メインのトレーニーは90分のトレーニングを選択するのだという。

 

トレーニングをしながら、想像してみた。俺は60分のトレーニングでも、正直、きつすぎると思っているので、75分だとか、90分のトレーニングなんて信じられない強度だ。絶対に無理だった。

 

それで、ちょっと考えてみた。俺は、別にボディビルのコンテストに出るわけでもないのに、どうしてこんなにきついトレーニングを受けているのかなって。

 

以前は痩せるためだったけれど、それなりに痩せてきて、そういう目的もなくなった。で、考えてみたら、今は将来への健康への投資をしているんだと自分が理解していることに思いが至った。そういうことだったのか、と自分自身の考えに納得した。

 

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14日には友達に手伝ってもらって、8割がた、パッキングを終えた。

 

15日に郵便局で住所変更の手続きをしようとしたら「ここではできません。」と断られた。代わりに書類をもらい、「この書類に記入して、東京に送っていただくか、e転居というネットサービスを使ってください。何度も転居するなら、e転居が便利ですよ。」という説明を受けた。

 

それで、スマホを使ってe転居を申し込もうとしたら、iPhoneだと12以降でないとできないのだそう。諦めて、書類を東京に送った。

 

16日には、今使っているAU光のインターネットサービスを取りやめて、東邦ガスのインターネットにすることにしたので、モデム等の返却をしたり、設定のし直しをした。

 

17日には、次のアパートの正式な契約をした。契約する場所と、鍵を受け取る場所が、全然違うので、名古屋市内のあちこちに行かなくてはならず、かなり消耗した。

 

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そして15日から17日までは、毎晩、飲み会があった。すべての会で2次会まで行き、17日は3次会まで行った。

 

でも、飲み過ぎないように気は使っていて、しっかりと記憶も残っているし、寝る前にシャワーを浴びるような余裕もあった。ただ、17日はシャワーを浴びるような余裕はなく、パジャマに着替えるのが精いっぱいで、そのまま寝てしまった。

 

今日はまだ、パッキングしなければならないような物が段ボール5箱分くらいは残っている。さっさと、このブログも書いて、早めにこのパソコンもパッキングしてしまいたいと思う。

 

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そんなわけで、忙しくしていたので、大学の勉強は全く進んでいない。

 

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ダニエル・ギルバートの「明日の幸せを科学する」(早川書房)を読み終わった。

(要約の動画。へえ。こんなものがあるのか。)https://youtu.be/_uE49qibhuc

 

この本では、人が不安を感じるのは、将来を想像できる前頭葉を持ったからだという説明がとても分かりやすかった。だから、将来を想像できる前頭葉を切除してしまうと、もう不安を感じることはなくなる。しかし、将来を思い描くこともできなくなるのだそう。

 

そしてまた、幸せとは何なのかを定義付けようとしても、うまくできないことも説明をしている。幸せに個人差があるとしても、例えば「毎日、ハッピーです。」と言っている薬物中毒者は、果たして幸せなのか?という問いには、多くの人がノーというだろう。といった指摘をしている。

 

幸せになるためには、それを既に手に入れている人に、今どう思っているのかを聞くのが一番手っ取り早いらしい。それも、過去に手に入れていたとか、将来手に入れるという人はダメで、今、手に入れている人に聞かないと、実際のところはわからないらしい。

 

やった後悔よりもやらなかった後悔の方が、後々、重くなることも指摘されている。

 

人に聞くときは、その店がどんなサービスをしてくれるのかを聞くよりも、そのサービスを受けてどう感じたかを聞く方が、より自分の感じ方に沿う、ということも理解した。

 

俺がこの本で一番気に入った話は、SF作家、アーサー・C・クラークの「クラークの第一法則」だった。「著名だが老いた科学者が何かを可能だという場合、それはまずまちがいなく正しい。何かを不可能だという場合、それは十中八九ちがっている。」

 

絶対温度の単位にもなっているケルビンが「空気より重い飛行機械はありえない。」と言ったことやライト兄弟の兄が弟に「人間が飛ぶにはまだ50年はかかる」と言った話がいっしょにあげられている。

 

実は、俺は「タイムマシンは絶対にありえない」と、様々な説明をしながら、酔ったときにあちこちで話をしているのだが(大迷惑だろうけどさあ。)、もしかしたら、俺は間違っているのかもしれないなあ、とこの法則を読みながら感じた。別に俺は著名で老いた科学者でもないけどさあ。