朝起きたら、ガスレンジの前にインスタントラーメンのかけらが落ちていて、それをゴキブリが食べていた。
それがあまりに自然な光景だったので「たっぷり食えよ。」って声をかけようとして、それから慌てて殺虫剤をかけて殺した。ゴキブリはなぜ殺されたのか、わからなかっただろう。俺だってなぜ殺したのかわからない。
その後、寝ぼけた頭で、昔読んだ半村良の「楽園伝説」(だったっけ?)を思い出した。あの話では、公害が続く日本で、突然、多くの人が「緑が大切だ」と言い出し、最終的にはノーカーデーまで作られるといった話だった。そして、その原因は、植物による人間への洗脳だった。
そういえば「最近、無性にインスタントラーメンが食べたかったからなあ。」なんてことを思い出して、もしかしたら、インスタントラーメンを食べたいと思ったゴキブリに、俺は洗脳されていたのかもしれない、ということまで考えた。
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今週は、金曜日に飲みに行った。4軒ほど飲み歩き、最後は朝2時頃まで飲んでいた。
2日酔いは、思ったほどでもなかったけれど、土曜日はほぼ1日、ベッドの上で過ごした。夜まで、何も食べなかった。気持ち悪くて食欲がなかった。それでも、夜になって、約束があったのでまた飲みに行った。
1軒目では躊躇したが、生ビールを飲んだ。迎え酒効果なのか、それだけで、気持ち悪さが解消した。料理がおいしくて、満腹するまで食べた。それからスナックにも行った。いい感じの大人のお客さんが多い店だった。でも10時には店を出て家に帰った。
家に帰ってから、そろそろジムにも行かないと、と思った。こんな生活ばかりしていてはだめだとかなり反省した。
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最近、見たい映画がなくて、久しぶりに「ミニミニ大作戦」をまた見た。映画館で見て、とても面白かった記憶があった。
泥棒のチームが、金塊を手に入れるが、仲間の裏切りに会う。そして、その復讐に立ち上がる。
裏切った仲間の人徳のなさをうまく描き出して、映画を見ている誰もが、こいつをなんとかやっつけたいという気にさせられる。
そして、最後はハッピーエンド。まあ、いい映画だ。
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石原裕次郎の映画、「黒部の太陽」も見た。
この映画はもっと前から見たかった。でも裕次郎が「この映画は映画館で上映するために作った映画だから、ビデオ化はしない」と言ったそうで、今まで見られなかった。
今は、アマゾンのキンドル・プライムなら、無料で見ることができる。なんて時代になったのだろう。
黒部第4ダム建設のため、資材運搬用のトンネルを掘らなくてはならない。そのトンネルを掘る山は、断層がふんだんにある。その断層には、大量の岩が砕けて、水と一緒に溜まっている破水帯を含んでいる。
最初はトンネルを掘ること自体に反対していた裕次郎だが、父親との確執等を経て、自らが先頭に立ってトンネル掘りを進める。
経営者も、土木作業員も、建設会社も、それぞれの思惑の元でこのトンネル掘りをしていく。その時々の決断が、苦渋に満ちてはいるが、素晴らしい。
日本もかつては、こんなに素晴らしい映画を作る国だったのかと改めて思う。そして、俺はまた、昔の映画をちゃんと見ないといけないなという気になった。
まずは黒澤明の用心棒あたりから見てみたい。

