土曜日は数週間ぶりに休みだった。メラトニンとCBDオイルを飲んでずっと寝ていた。メラトニンは、大人になると減少するホルモンで、CBDオイルは大麻草から取れるオイル。どちらも眠くなる程度で、精神的な作用は特にはない。
春のせいなのか疲れているせいなのかよく眠れる。食事をして、横になるとすぐに眠くなる。
また随分と太ったような気がする。恐ろしいのはそれが気のせいだけではないことだ。
起きている間は、漫画を読んだり映画を見たりした。ドラマもたくさん見た。見ている途中で力尽きて眠ってしまうことも多々あった。
いろいろな夢を見たが、もっとも多く見たのは仕事に関する夢だった。決算書類のどこそこにミスが見つかるというリアルな夢が多く、起きてすぐに「直さなければ。」と思う。しかし、よくよく考えてみると、そんなミスはあり得ないことに気がつく。随分と疲れる夢をみるものだ。
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日曜日は、長野まで行って帰ってきた。それから仕事に行った。仕事もピークを過ぎたので、職場には誰もいなかった。
月曜日からの仕事の準備をして帰ってきた。それから部屋の掃除を久しぶりにした。部屋がきれいにならないと、俺はなかなか本格的な料理を作る気にならない。3分以内でできる安易な食事ばかりになり、うまくないので大量摂取してますますデブになっていくという悪循環。
それでも自分が思っているレベルまでの掃除はしなかった。気力が続かない。後は来週でいいや、と思ってやめてしまった。
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仕事を忙しがっているうちに、英語の勉強が本格的に嫌になった。それでどうしたらいいか考えた。
正直に自分自身の能力を考えてみたら、俺にとってTOEICは難しすぎるという結論に落ち着いた。今の勉強を続けていても、試験時間中にパート7を読み終わらない気がすごくする。だいたい、訳を読まないと本当の意味がわからない英文なんか読む気が湧かなくて当然だ。
今までよく、そんな状態で勉強を続けてきたなあ、と少し褒めてやりたいような気までした。正直に俺は英語に関しては落ちこぼれで、なかなかここから前進するのは難しいと、自分で認めることにした。
それで、勉強のレベルを1段階落として、TOEICブリッジの勉強からやり直すことにした。そう思ったのが、土曜日の午後で、アマゾンに注文したら、今日の日曜日の夜に届くことになった。
考えてみれば、俺は25歳を過ぎてから、「ずっと英語が苦手のままでいいのか」と思い直して、中学英語の初歩の初歩「アルファベットの書き方」まで遡って勉強をし直したんだった。
中学校1年の教科書ガイドと教科書準拠問題集を買って、リスニング用テープも買ってひたすら解いていた。中学校3年まで進んで、1時間の試験問題を30分もかからずに解くことができて、そして絶対に80点以下にはならないことを自覚したとき「中学生の頃、英語ができる友達を憧れの目で見ていたけれど、所詮、このレベルだったんだな」と思ったのを覚えている。
今また、レベルを落とすときが来たんだなあ、と思う。そこでしっかり勉強して、また前進できるように頑張りたい。なんと言っても、全く何もしないよりは、その方がまだマシだと思うから。
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キアヌ・リーブスの映画「ジョン・ウィック」と「ジョン・ウィック チャプター2」を続けて見た。
メインのアクションシーンでは、次々現われる敵を、確実に仕留めていく。その数が桁違いに多いのと、体のキレが素晴らしく、シーンごとのスピードが速いことに驚いた。人気があって当然だと思った。
よくできたアクション映画で面白かった。
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しかし、俺の心を本当に捕らえたのは、「ザ・ループ」というテレビドラマだった。
ループという実験工場のある都市が舞台。ここではいろいろなことが起きる。
第1話では、美少女の優等生が主人公で、俺は今まで反抗的な美少女が好きだと思っていたけれど、やっぱり優等生の方がずっと魅力的だと思った。
この美少女がこのドラマの主人公だと思っていたけれど、全然違った。あくまでこの都市が舞台で、それぞれの住民の生活が描かれている。
街路灯にしても建物にしても、その形が不思議でなおかつ美しい。地下にある実験工場の変哲のない廊下ですら、美しく見える。
そして、そこで起きる物語が、また不思議で愚かで、残酷だ。1話1話がすごく考えさせられる。例えば第2話は人間の心が入れ替わる、つまりは大林宣彦監督の「転校生」と同じシチュエーションだけど、ループの方が深くて残酷だ(もっとも転校生って映画を俺は見てないけどさあ。実は見る気もなし。)。そしてSFでありながらもリアリティがある。なんとか4話まで見た。
話しがどれも重たいので、俺はなかなか次の話に移れない。1話だけでも考えすぎてぐったりする。
高校生のときに筒井康隆にはまって、一時期はずっと読んでいた。このループも同じ系列ではあるけれど、すごく重たい。「こういう展開もありだった」とドラマを見ながら思う。決してハッピーエンドを目指さない。そして、それでいいことを改めて感じた。
凄いドラマ過ぎて、簡単に見られない。続きを見るかどうかもわからない。でも、すごくいいドラマだと思う。


