台風の余波で仕事が微妙に忙しい。そんなときに、姪からLINEが来た。

「台風の被害はどう?」

 

いちいち書くのもめんどくさいので「大丈夫。」だと伝えておいた。そして「君はそろそろ仕事じゃなくて婚活を頑張れ。」と余計なお世話の返事を出しておいた。それがどうも逆鱗に触れたらしい。そういうあなたはどうなんだというメールが来た。

 

「俺は台風の対応で忙しいから、まずは君が頑張れ。」と返事を書いたら「最近はアプリの婚活がはやっているからそれをするように。」というめんどくさいメールが来た。

 

「そういうアプリは年齢制限とかあるんだろ?俺、25歳ってことにしてもいいかなあ?」と書いたら「なんでよ!いざ会うってなったら終わるじゃん!」と怒りのメールが。どんどんとめんどくさい方向に進むので、もうほったらかしにしている。

 

+++

 

土曜日に、様子を見に実家まで帰った。ついでに昨年の今頃、衝動買いした電子ピアノや教本なども実家に持ち帰った。

 

実家には1時間くらいいた。草刈りの請求書が来ていて、そこには1万5千円程度の金額が書かれていた。想定よりも随分と安くてほっとした。

 

そして、庭は、きれいに草が抜かれていた。俺は今、咲いている貴重だという花もみんな抜いてもらうつもりだったのだが、そういう花はきちんと避けて、手入れがしてあった。俺は基本的に、機械で草をなぎ倒すイメージでいたので、こんなに丁寧な仕事だったことに驚いた。

 

そして、実家から持ち出した冬用のTシャツなどを持って、土曜日のうちに再び上田市に戻った。途中、随分と激しい雨が降り、そのせいで「洪水警報」が出た。俺は日曜日にも、もし警報が出たら職場に行かなくてはならないので、うんざりした気分で運転していた。

 

しかし土曜日の夜には、洪水警報が解除され、日曜日の朝には注意報まで解除された。俺はぽっかり空いた日曜日をどう過ごすのか興味があったが、結局、ダラダラと漫画を読んだりアメリカのテレビドラマを見たりして過ごしてしまった。

 

+++

 

スペインのSF映画「エヴァ」を見た。

 

子供のアンドロイドを作ろうとモデルを探していた男の前に現われたのが、エヴァという少女。彼女は、とりわけ魅力的だった。

そしてその少女は、かつての恋人で仕事仲間だった同僚の娘だった。

 

よくできたSFで、最初からこの結末は予想のひとつではあったものの、本当にこうなるとは思ってもいなかった。

 

何よりもエヴァが美少女で、行動や発言も魅力的だ。映画を見終わった後、俺も深い喪失感に襲われた。

 

CGのできがとてもよく、プログラミングを視覚化していて新しい。こういう細部の設定に、深いこだわりがあるところが気に入った。SF映画は、発想だけでなく、描写もこのように丁寧だとなおいい。

 

もっともSF映画としては、特に優れているわけではない。SFとしての発想自体は、そんなに新しくもない。スペインの風景の中で、スペインの美少女が演じているから説得力があるので、これを日本で撮影して、アイドルがエヴァ役をやっても、どこか底の浅いものができそうな気がする。