金曜日に、他部署の部下1人と飲みにいった。俺は「ハングオーバー・プラス」(直訳すれば「2日酔いプラス」)というお笑いネームの酔い止め剤を体に貼っていた。そうやって使う薬なのだ。
使うのは初めてだった。それで、どのくらい効くものなのかとちょっと飛ばし気味に飲んだ。だいたい部下の2.5倍くらいのペースで飲んでいた。
そして4件はしごをして、俺は途中から記憶がない。特に最後の店の記憶が乏しい。
その最後の店を出た後、俺はどうやらマッサージを受けたらしかった。体が軽くなっていて、手を振られた記憶がある。そしてその後、ラーメンを食べたみたいだ。それからコンビニにも行った。なぜかジュースの他にアイスクリームなんかも買ったらしい。そして帰った。
翌日の二日酔いはお笑いネームの薬のせいなのか、確かに、あれほど飲んだにしては軽かった。台風への対応で職場に行ったら一緒に飲んでいた部下に会った。昨日、俺は本当に酔っ払い、最後には部下を置き去りにして帰ったらしい。俺はそれからマッサージに行ったのだろう。しかし、どこにあるのかも未だに知らないマッサージ店に行くなんて、酔った俺もなかなかすごい。
台風の前触れの雨が前日の夜から既に降り始めていた。だからそのときに着ていたズボンもワイシャツも濡れている。それらをクリーニング店に持っていく袋に入れながら、俺でさえ、酔った後の自分の行動に腹が立つんだから、もし奥さんとかいたらすごく怒られるんだろうなあ、とあまり意味のない想像をしてみて、「ま。俺には関係ないか。」と開き直ってみた。
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某所の方々に実家の草刈りをしてもらった。姉が見に行ったら「すごくきれいに抜かれていた。」とのことだった。台風のせいで、未だに実家には帰れていない。
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また台風のせいで職場に泊まった。今回は忙しく、ほとんど眠れなかった。災害時にはいろんなことが起きる。新聞記事によれば、12日の夜には上田市内の県道の橋が落下し、上にいた3台の車が川に落ちた。そのうちの1台は3人が乗ったまま未だに行方不明だ。
俺が話しを聞いて驚いたのは、14日の朝に、1台の車が、通行止め看板を無視し、バリケードもすり抜けて、その県道を走ったのだそうだ。橋は復旧しておらず、まだ、辺りは暗かった。運転手は落ちた橋の直前で気がついた。ブレーキをかけたが、前輪を川側に落とし、そこで止まった。運転手がどうやって、車から降りてきたのかまでは俺は知らない。
その後、運転手は警察を呼んだ。警察はレッカー車を手配した。そんな話しだった。
昨日からの報道を聞いていなかったのかという驚きとともに、よくそこで止まったと思う。あと1秒遅かったら、車ごと川に飛び込んでいただろう。その後、通行止めのバリケードは強化されたらしい。いろいろと思うところはあるが、無事でよかった。
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以前から読みたかった村上春樹の「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」(新潮社)を読み終わった。
後半の主人公の行動はますますSFじみてくる。自分を空間から消し、長距離移動も行なう。そして、遠距離から夢のなかで離婚調停中の妻を犯して妊娠させるということまでする(確証はない)。こうなるともうキム・ギドク監督の「弓」の世界だ。
俺は、異空間のどこかに、美少女の秋川まりえがいるものだと思っていたが、そうではなかった。騎士団長の秋川まりえへの助言はもう少し丁寧でもよかったのではないか、ということを考えたりした。まあ、なんのことやらこれを読んでいる人にはわからないだろうが、俺だって2か月もすれば自分でもさっぱりわからなくなる。
未だに俺はちゃんと村上春樹を面白いと思って読むんだなあと、自分を再認識した読書だった。そんなに面白かったかと聞かれると返答に困るが、無駄な読書ではなかったと、それはいえると思う。
