今週は、2回も飲み会があり、どちらも大量に飲んだ。2回目の飲み会は金曜日で、俺は幹事だった。そんなにいい店でもなかった。6時から開始のはずが、飲み物もつまみも届かず、なかなか始まらない。中途半端な空気が流れた。みんなが幹事の俺を見るが、知ったことかと思っていた。
昔の職場の仲間が同じ会場で飲んでいた。しばらく飲んでいると、その席から呼び出された。「こっちの仕事に戻ってきてください。」と言われてうれしかった。同席していた女の子から「好きだったんです。」と言われて、その場で結婚してしまおうかとも思った。
今の職場では居場所もないし、向いていない。
1次会を閉めた後、バラバラに帰った。俺はそんなつもりだった。ところが俺たちが帰った後も飲んでいた人たちがいて、なにやらめんどくさいことになったらしい。詳細は知らないが、別の係の部下がそんなメールを受け取って、暗い顔をしていた。「この人に謝れ!なんて書いてありますよ。」と彼が言う。本当に俺はこの職場は嫌だなあと思った。
俺はその別の係の部下と5次会まで行った。なかなか楽しく、散財もした。新装開店の料理店で盛り上がって、たまたま持っていたジェイミーオリバーのDVDを貸してしまった。もう2度と帰ってくることはないだろう。
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土曜日は2日酔いでひたすら眠っていた。クリーニング店に行ったほかには、ほぼ1日眠っていた。
日曜日にTOEICの松本での試験に申し込んでいた。でも、行かないつもりだった。2日酔いだし、勉強もしていないし。ひょっとしたら、彼女ができるかも。そしたらデートに忙しいしなあ。理由はいくつかあったが、貧弱だった。
特に行かない理由もなかったので、受けてみることにした。こんなに勉強をせずに試験を受けるのも久しぶりだ。
一応、土曜日の夜中に起きだして、リスニングとリーディングの公式問題集を1回分だけやった。解けなかった問題をもう1度解いて、それで勉強はおしまいということにした。それだけで3時間以上かかった。ボリュームの大きさに、この段階からうんざりしていた。
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長野から松本の試験会場までの時間は1時間と読んでいた。念のため1時間40分かかることにした。しかし、実際にはもっとかかった。松本の駅前の駐車場が混んでいたからだ。よっぽどコンビニの駐車場に停めちゃおうかと思ったけれど、探していたら見つかったので、そこに停めた。
自分で勉強しているときに、俺は英語を聞く耳がダメなんだと思っていた。ところが、実際に試験を受けてみると、読むほうもへなちょこだった。前回800点を取ったときには、最後まで読み終わることができたが、今回は問題を20問近く残して終わった。
「何やってんだよ。」試験後に自分で自分を責めたが、勉強していなければこんなものだと思う。
帰りに久しぶりにかっぱ寿司に寄ってみた。以前と雰囲気がまるで違ったので、驚いた。時代は変わるんだなあ、と思った。「相変わらず冴えないのは俺だけか」と寿司を食べながらも残念な気持ちばかりが募り、ため息ばかりがこぼれた。
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トム・クルーズの映画「ザ・マミー」を観た。
よくあるタイプのアクション超大作で、それなりに楽しめる映画だった。西洋人は宗教の影響だと思うが、死者の復活ということを実に多くの映画で描く。日本人は、死体を焼いてしまうことが多いので、死体が動き出すという発想がそもそもない。
この映画で、トム・クルーズは最終的には命を左右できる力を手に入れ、冒険生活を続けていく。彼のどこまでも前向きな姿勢は、俺には全くないものなので、違和感があった。俺なら、思い出話でもしながら、日々をただぼんやりと過ごしたいと思うところだ。
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「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」も観終わった。
これで、一応ミレニアムシリーズは終わった。この映画では、リスベットがパンクファッションで被告席に座る。俺はどうしてもこういう感覚が理解できない。
多くの人の力を借りて、リスベットは復権し、多くの悪者は社会的に抹殺される。雑誌ミレニアムも順調に発行されていく。
観終わって、原作はこんなストーリーだったっけ?と思った。そして、ミレニアム2の内容もほとんど覚えていない。何もかも忘れてしまっている自分自身に驚いた。
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自分よりも過酷な生活をしている人を知りたくて、二階堂ヒカルの「あおざくら 防衛大学校物語」(小学館)を今出ている8巻までと、藤原さとしの「ライジングサン」(双葉社)を5巻まで、山本亜季の「賢者の学び舎 防衛医科大学校物語」(小学館)を1巻読んだ。
あおざくらが防衛大学、ライジングサンが自衛隊、賢者の学び舎が防衛医科大学の漫画で、ドキュメンタリーに近い話も多そうだ。
あおざくらはよく話が練られていて面白い。ライジングサンも、なかなかリアルに描かれていて読みごたえがある。ただ、賢者の学び舎は、自分の母親が外国人で、そして同期として防衛医科大学に入学し、超人的な活躍を見せるというやり過ぎな設定で、リアルさが台無しだ。
共通して言えるのは、自衛隊は新規入隊者に対し、「理不尽」を教えるということ。疲れて帰ってくると部屋が荒らされていたり、ベッドが木の上に飛んでいたりする。戦場は理不尽だからというのがその理由だ。
話はわかるが、やっていることが幼稚で、俺にはなじめない世界だと思った。ライフル訓練では、最初のうちは口で「ばあん。」と発射音を言わなければならない。「もっと発射音は大きいぞ」なんて怒られたりするらしい。
それも俺はよくわからない。口で言わせることに何の意味があるのだろう?自衛隊の皆さんは気の毒だなあ、と思う。
俺はもう一度人生がやり直せたら、自衛隊の医科大学に行こうかと思っていた。こんなところだとは知らなかった。俺には本当に向いていない。現実に行けるわけもないのだが、行かなくて良かった。




