土曜日に、久しぶりに実家に帰った。
小便器のバルブが壊れているので、水道の元栓を閉めてある。
業者と話をして、来週、修理をしてもらうことになった。
いずれにしろ、水が出なくてトイレが使えないので、家にいられない。

1時間ほど郵便物の整理をしただけで実家を後にして、姉の家に寄ってから、再び長野に戻ってきた。

「牛黄清心丸」という滋養強壮に効くという薬があって、この薬を飲むと、どんなに飲んでも酔わなくなるらしい。1度、試してみたかった。

夜9時頃に、この薬を飲んでみる。蝋でできたケースを割って、中に入っている大きな薬を噛む。何とも言えない味がする。水で飲み込む。本当に酔わなくなるんだろうか?

行きつけのスナックは、カウンターに1脚だけ開いていた。そこに座って飲む。長野の権堂の町は金曜日ではなく、土曜日に混むのだそうだ。この店に来るのも3か月ぶりだ。

ジャック・ダニエルの濃い水割りを飲むが、確かに酔う感覚がない。かなりピッチを上げて飲んだけど、それでも平気だった。

それから、3軒もハシゴをして、帰ってきたのは午前4時頃だった。相当飲んで、それでも最後まで、記憶はあったが、最後の店では他の客に絡まれたので、逃げるようにして帰ってきた。

そして、午前10時頃に目が覚めた。吐き気は全くないが、信じられないようなだるさがあった。ベッドから降りるだけで息切れがする。

軽く食事をして、それから午後4時頃まで寝た。考えてみれば、酔わないにしても血液のなかにアルコールが溶け込んでいるわけで、あれだけ大量に飲んだら、悪い影響がないわけはないよな、と思った。

寝ながら、どこかの本で読んだ、ネズミの実験で、若いネズミの血と年寄りのネズミの血を入れ替えたら、若いネズミは老化し、年寄りのネズミは若返った、という実験結果を思い出した。そう。血をきれいにすることは大切なことなのだ。血のなかに、濃いアルコールが入ったら、ろくな結果にならないことぐらい、わかりそうなものだろう?

それから、久しぶりに飲み歩いたことを考えていた。現在、体調が悪いせいもあるけれど、正直、そんなに楽しくもなかった。初めて入ったスナックで、カウンターで飲んでいたけれど、なんだか違和感があった。年を取ったせいなのかもしれなかった。

これで、しばらくは、自分からは飲みに行かなくていいや、と思った。午後4時に起きて、洗濯などをした。まだ気分が悪く、体調が優れない。

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映画「フローズン・タイム」を見た。


彼女に振られた美大生が、不眠症になる。どうせ寝られないのだからと深夜営業のスーパーで働き始める。時間がなかなか経たない。時計を見るたび、時間が過ぎるのが遅くなるからと、レジの女の子は、腕時計にガムテープを貼っている。

そのうちに、本当に時間が止まってしまう。動いているのは美大生だけ。彼は止まった時間に女性客の服を脱がし、デッサンをする。

時間が止まったら、もっとできることがいろいろとありそうなのに、ひたすらデッサンをするというのが独特だ。

最後まで見たが、いい映画だった。途中退屈だったが、最後まで見て本当によかったと思った。

そして、他にもくだらないアクション映画を何本か見たが、未だにアルコールが体から抜けきらず、あまりに気分が悪いので、今日はここまで書いて終わりにする。