いつかこんな日が来るような予感はしていたけれど、それが今来たことに少し驚きもある。
仕事が心の底から嫌になった。正確には仕事というよりは、職場の人間関係が嫌になった。

夜、残業しているときに、別の係の女の子に「辞めたくなった。」と話したら「実は私もこの職場が嫌で、真剣に辞めることを考えています。」と言う。俺は、別の係の彼女までそんなことを考えていたのかと少し驚いた。それで、俺は「自分だけじゃなかったんだ」と慰められて、奮起するのかと思ったら、もう本気で辞めたい自分がいた。

俺の係は数人だけの小さな係で、そのうち部下の2人は互いに反目し合って言葉も交わさない。原因は1人の部下だ。無駄に書類をたたき付けたり、相手に聞こえるような大きなため息をつく。自分は、ものすごく優秀だが、周りが認めないのが間違っていると信じている。せめて、席の間を遮るパーティションでもあればいいのにと思うがそれもつけられない。

その無駄に音を立てる部下は「忙しいから」という理由で、他の係がどれだけ手が足りなくても手を貸さない。今では誰も彼に仕事を頼まない。同じ係で、上司の俺が仕事を頼んでも「わかりません。できません。」と言って平気な顔で帰ってしまう。だから、彼は自分の気に入った仕事しかしない。もともと挨拶もしないし、人に感謝も言えないし謝れない。ほかにも問題を挙げたら、数え切れないほどだ。

 

「ここにいるとノイローゼになりそう。」と女の子が言う。「そうだよな。」と思う。俺もこの泥船から逃げ出したい。

そして、ちょっと考えてみたら、俺は家族ももう結婚した姉しかいないし、別に俺が今の仕事を辞めても誰も困らないんだった。どこかの資格試験の講師でもやりながら、司法書士試験を目指すってのもそんなに悪くないような気がする。これだけ資格を持っていれば、何かの講師なら、どこかの学校で勤まるだろう。

仕事を辞めるのを来年の9月30日にすれば、退職金が3割余計にもらえる手続きも取れることがわかった。それにはあと半年かかる。それまで、俺は耐えられるのか、耐える意味があるのか、なんてことを考えてしまう。

2月まで休みなしのはずが、今週は休みありで、来週から2週間連続の勤務になる。どうせ、普通なら代休ももらえない。新年度になっても今の部下のままだったら、まともな方の部下は確実に辞める。そうしたら、俺も残りたくはない。溜まった代休と年休を全部消化して、就職活動をして何か別のごく普通の仕事に就くのもいいなあ、と思う。そして、その思いが止められなくなってきた。

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今週は突然、土日が休みになった。土曜日はクリーニング店に往復したら、もう何もする気がなくなり、ずっとベッドに寝転がったままキンドルで映画やドラマを見ていた。

日曜日は、それでも何かしようと思い、善光寺まで歩いてきた。すごく寒かった。おみくじを引いてみたら「中吉」だった。少しは何かいいことがあると信じたい。信じるだけでなく、勉強もしなくてはいけないと思うのだが、俺は弱ると気力もなくなるようだ。

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ロシアマフィアの息子を描いた「マック・マフィア」は、ロシアマフィア同士の国外での激しい攻防を描いている。言葉通り、マフィアの息子の物語。5話まで見終わった。

マフィアのシェア争いを、マクドナルドとバーガーキングを例にとって説明をしているので、マクドナルドにもかけている。マフィアのボスは、殺すなら確実に殺しきらないと、その復讐が恐ろしい。

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「仁-JIN-」の完結編も、6話まで見た。

基本的には相変わらずいいドラマだとは思うけれど。ただタイムスリップした主人公が自分の祖先に手出しをすると、体が消えるという描写はどうかと思う。俺の感覚では、消えないと思う。もっとも、質量もエネルギーだというアインシュタインの公式で考えれば、消えても不思議はないのかもしれないけれど。

坂本龍馬に「暗殺される」って告げようとすると頭が痛くなって言えないのもなあ。歴史の流れが個人の頭痛を管理するなんて、あり得ない気がする。手紙は普通に書けるんだから、手紙で伝えればいいじゃん、とか思ってしまう。

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映画「Mrホームズ名探偵最後の事件」も見た。かつて、本では読んだが、今ひとつピンと来なかった。本ではアルモニカという楽器がよくわからなかったが、映像で見て、初めてどんな楽器なのか理解した。

ホームズは、老いて孤独を感じる。若い頃は知識が孤独を感じさせなかったという言葉を聞いて「俺もそういうことになるんだろうなあ。」と思った。俺は、家族ももうほとんどいないのに、どうして孤独に強いんだろうと、前から少し不思議だった。だんだんとこれから孤独を感じるようになるんだろうなあ。

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映画「メカニック・ワールドミッション」も見終わった。アクション映画らしい映画で、重くもなく、テンポもよく、たまにはこういう映画も見なくちゃ行けないよな、という映画だった。

男の多くは、最初はこういう映画を見て、映画好きになるんじゃないかと思う。評論はしようがないけど、面白くて、いい映画だと思った。

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「フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ シーズン1」も見始めた。

1話目は、仮想現実と、リアル現実の境が不明になった女性の物語。仮想現実では、男、リアルでは女。しかし、相互に行き来するうちに、どちらが本当の社会かがわからなくなり、片方の世界にしかいられなくなってしまう。どちらの世界を選択するのか?

本格的なSFで、ワクワクした。ただ、俺の部屋のwifi環境では、キンドルにドラマ1話をダウンロードするのに、何日もかかるので、次の話がなかなか見られない。情けない話ではある。