試験勉強に身が入らない。自分が何をしなければならないのか、わかっているけどどうしても手につかない。仕事がうまくいっていないということもあるのかもしれない。
手助けどころか重荷にしかなっていない部下にも困っている。いない方がずっとスムーズに仕事が進む。
こんなときには、何か別なことに集中した方がいいのかもしれない。でも、恋をしたいとか旅行に行きたいような気分でもない。酒すら飲みたくない。「なにをやっているんだろうな。」という思いばかりが募る。
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日曜日には、松本の丸善に行った。俺は、東京のお茶の水にある丸善が好きで、昔は、いろんなことに行き詰まるとあの界隈をうろうろしていた。
松本の丸善で、何冊か法律関係の書籍や、卓上カレンダーを買った。買ったものの重さを感じて、意外と俺は前向きなんだな、という気がした。
読みたい小説が何冊か目に入ったが、買わなかった。しばらくは勉強していればいいや、と思った。
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アメリカの弁護士のドラマ「スーツ」のシーズン5を見終わった。
超人的な記憶力を持ち、どんな判例も条文も覚えているマイクは、ハーバード大学を卒業したとして、ニューヨークの有名な法律事務所に入る。ところが、実際には大学には行っていない。天才ハッカーに行ったように書き換えてもらっただけだ。
シーズン5の途中までは、法律事務所内の内輪もめの状況が長く、あまりにつまらなくて見るのをしばらくやめていた。
久しぶりに見てみたら、とうとうマイクの嘘がばれて、詐欺罪で告発されていた。「どうやって切り抜けるんだろう?」。大手法律事務所のボスの娘とは婚約していたが、それも暗礁に乗り上げる。この状態からのマイクと、その上司のハーヴィーの反撃はなかなかすごかった。
いろいろとあって、マイクは司法取引を選んで2年間の服役へ。「本当に刑務所に入るんだ。」。ちょっとがっかりしたけれど、シーズン6はプリズン・ブレイクの天才バージョンが始まるのかと思ったら、ワクワクしてきた。
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佐藤洋一の「マンガはじめて司法書士 不動産登記法」(住宅新報社)を読み終わった。
俺は、本当にこの本から入門することになる。実務では、売買契約書ではなく、登記原因証明情報という書面を新たに作るのだということも、まともに勉強をしていない俺は初めて知った。なかなかためになった。
申請書類と添付書類は基本的にはホッチキスで留めるが、売買契約書のように返却してもらわなければならないものは、ホッチキス留めにするのはコピーで、本物はクリップ留めにして提出するのだということも知らなかった。どうするんだろうなあ、と今まで不思議に思っていたことだった。
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映画「探偵はBARにいる2ススキノ大交差点」を見た。
相手はバットやナイフで武装した数10人。こちらは素手の探偵2人。これが喧嘩したらどうなるか。昔、戦略ゲームか何かで勉強したときには、同じ武器なら勝つ確率は数の比の二乗に反比例することになっていた。
例えば味方が1人で敵が2人の場合、同じ武器を持っていたとしたら勝つ確率は1:4。つまり20%しかない。味方が1人で敵が3人の場合は1:9。味方が1人で敵が5人なら、勝つ確率は1:25。まず勝つことはあり得ない。
そう考えていくと、探偵2人で数10人の敵を素手で倒せるわけがない。もっとも、日本の時代劇は毎回、信じられないほどの人数を単独で倒してしまうので、日本のアクションにリアリティを求めること自体が間違っているのかもしれない。
一応、最後まで見たけれど、どうでもいい映画だった。
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映画「ボーダーライン」も見た。久しぶりにまともな映画を見た気がする。
超法規的なこの業務を合法に仕立てるため、FBIの女性捜査官が引っ張り出される。彼女は「合法でした。」というためだけに、この危険な業務に随行させられる。ところが彼女は、この捜査の違法性を公表すると言って譲らない。
現在の麻薬王を狩るのも簡単な話ではない。次々と被害者が出る。麻薬カルテルも黙っていないが、アメリカの力の前に押さえつけられる。
緊張した場面が続き、俺が彼女の立場だったらどのように立ち回るか考えながら見ていた。
麻薬の問題は、それがどんなに高値であっても買いたがるアメリカ人が悪いのだと今まで思っていた。これはメキシコの問題というよりはアメリカの国内問題なのだと。
この映画を見て、メキシコの麻薬カルテルのひどさも理解ができた。そして、この問題はなかなか解決しそうにないことも、アメリカができるのはメキシコの麻薬組織にカオスを引き起こすことくらいだということもわかった。
なぜ、国がここまで麻薬を禁じているのかも少しわかった。お金持ちの日本が、本当に麻薬のマーケットになったら、ますます世界の秩序が不安定になることも想像ができた。
現状が認識できる、いい映画だと思った。



