ふと、俺は映画館で映画見たときにはエンドロールが終わるまで座っているよなあ、ということを思った。映画館では、エンドロールが終わるまで明るくならないし、何となく映画館で映画を見るときの礼儀のようにも感じていた。

でも、実際の話、エンドロールに友達の名前でも出てこない限り、そんなに真剣になって見る必要はない。

高校の頃、英語の先生が「エンドロールの最初にでっかい字で出てくるのが、スターだ。制作費の半分を持っていく。その次に出てくるのは、2番目の俳優で…。それから、withって言葉のあとに脇役の名前が並ぶ…」なんて説明をしてくれた。「そんなルールになっているのか。」俺は学校をサボって映画を見て確認をしたんだけど、必ずしもそういうルールというわけではないようだった。

今から考えると英語の先生の説明はでたらめだった。ただ、エンドロールに意味があるという思い込みをするには十分な話だったので、俺は今までいつも最後まで座って見ていた。

キンドルで映画を見るようになってから、エンドロールなんて1秒も見なくなった。実際、それで何の問題もないような気がするけれど。

そうそう。俺は映画館で今までエンドロールを最後まで見ていたけど、最後まで見ていて本当によかったと思ったのは、スピルバーグの「ヤングシャーロック ピラミッドの謎」だけで、ほかはほぼ意味がなかった(この映画はエンドロールの後に、敵の正体がホームズの永遠のライバルとなるモリアーティ教授だということが明かされる。)。

エンドロールの途中で席を立つやつを、今までは、どこか厳しい眼差しで見ていたけれど、次に映画館に行ったら、俺が真っ先に席を立ちそうな、そんな気もする。

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姉から「久しぶりに実家に行ったら、ポストに受験票が届いていた。」というメールが来た。「ああ。それはもう、いらないやつだ。」そういえば、先週の中国語の試験は受験票なしで受けたのだった。

住所変更をするのが面倒なので、最近は、受験票等の送付先も実家にしている。中国語検定の試験もそうしていた。

この試験は事務方がとても親切で、受験票を送るだけでなく、「受験票を送りました」というメールも届く。そしてメールに「受験票が届かなかった場合には、このメールを印刷してくれば、受験できます」ということが書いてある。それで、俺は、受験票を実家まで取りに行かずに、メールを印刷して持っていったのだった。

試験自体は、散々なできで、不合格は間違いがない。ただ、親切な試験だという印象は持った。

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今週末、久しぶりに実家に戻った。実家でも電気や水道を使っているので、当然、電気代等がかかる。自動引き落としにしている口座があるので、そこに残金があるのかを確認する。管理する住居が2カ所あるといろいろとめんどくさい。

夜は、姉の家に行って食事をした。少しだけ飲んで帰ってきた。

夜、家に数台あるパソコンを一斉に起動してデータを整理していたら、メインのデスクトップパソコンが突然、動かなくなった。ちょうど、画面上にエクセルで作ったパスワードの一覧表を開いている時だった。

世の中、いつの間にかパスワードだらけになっていて、しかも、それぞれにアルファベットと数字の組み合わせでないとダメだとか、6文字にしろだの8文字にしろだの制約があるので、一覧表でも作らないと、とても覚えきれない。

「まじで、故障?」

慌てて、スイッチを入れ直す。ディスプレイに青地に白の文字で「自動修復」の文字が浮かんでいる。いろんなオプションを試したけれど、どうしても起動しない。他のパソコンで、ネット情報を調べる。でも復旧ができない。

パソコンの自動診断でCPUもメモリもハードディスクも大丈夫なのはわかった。それでも、起動しない。思い切って、初期状態に戻すボタンも押してみたが、それすらできなかった。

修理に出そうかと思ったけれど、考えてみたら、特に大切なデータも保管していなかったし、他のパソコンで十分補完できる。

「要は、必要以上に俺自身がパソコンを持ちすぎなんだよ。」ということがわかった。また、暇なときに、ハードディスクを破壊して、業者に引き取ってもらおうと思った。修理先でパスワードを盗み見られても困るしなあ。

「とりあえず、押し入れに入れておこう。」と思いながら、ふすまを開けてみたら、そこに、以前、置き去りにしていた別のパソコンがあって、ほかにも何台か、使っていないパソコンがあった。そういえばwindows10が出たときに、結構、買い換えたんだっけ?こんなにあるのかよ。「あのなあ。」と思った。

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 茂木 誠の「ニュースの なぜ? は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問」(SBクリエイティブ)を読み終わった。

なぜ、中東はいつも戦争をしているのかや、なぜギリシャをEUが見捨てないのかなどがわかりやすく書いてある。俺が「確かに。」と思ったのは、ギリシャ等の国がEUにとどまっていると、どうしたってユーロの相対的価値が下がる。そうなると、ドイツのような輸出国家には有利になる、といった記述だった。

他の問題もそうだが、なかなか、一筋縄ではいかない問題が、世界には数多くあることはよくわかった。

ただ、相当にわかりやすく書いてあるので、文章から抜け落ちてしまっている情報が山のようにあるだろうという印象は受けた。わかりやすくて、高校生には向いていると思う。ただ、大人が自分で読むのに絶賛するような本じゃない。