机にほこりが積もっている。最近、勉強をしていない。
それでも、だんだんと勉強をする感じは出てきた。
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出所が不明の知識で申し訳ないが、満腹すると眠くなるのは、満腹中枢と睡眠を司る脳の位置が接近しているかららしい。
似たような話で、学習と怒りも脳の位置が近いのだという。思春期に、学習能力も怒りも増幅されるのは、互いに刺激しあうためらしい。
幸いなことに、今の職場の人間関係では怒りの要素に事欠かない。きっと脳の奥底で、この状況を打破するために、勉強に火がつくのだと思う。俺は、この昇華のシステムを早めに構築していてよかったと思う。
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日曜日には、また台風が迫ってきた。予報天気図を見る限りでは関東を直撃する可能性もある。
そんななか、俺は某気象予報士学校が主催する「合格お祝いのパーティー」に出席するために品川にあるプリンスホテルまで出かけていった。
その予報士学校では、試験の3週間前に模試があって、僕は今年の8月にその模試に参加した。前日は、仕事でイベントがあって出張していたので疲れていたけれど、ちょうど勉強を頑張っていても前進感が乏しかった頃で、状況を打破したかった。
75分の試験を60分で解き終える訓練をしていた頃で、ときどき手が止まるのは、自分が問題を読み間違えて、絶対に解けない、あるいは途方もなく時間がかかる解答を考えていることが多いことに気づき始めていた。
だから、模試の時には「問題文をよく読んで、落ち着いてゆっくり解け」と自分に言い聞かせていた。ところが、模試のときにそんな解き方をしていたら時間が足りなくなった。落ち着いてゆっくり解くのは間違いなんだと気がついた。
もちろん、本番では「最初から全力で飛ばせ。」と自分に指示を出していた。それで1問目は余裕があったが、2問目はそれでも時間が足りなくなり、時間さえあれば解けた計算問題を1問落としたことをずっと悔やんでいた。
模試を受けて気がついたことがもう一つあった。それは、天気予報に対する真摯な態度だった。俺は、それまで過去問でも、日本海に5ミリの雨が降る理由を答えろ、なんて問題だと「その雨は何の被害も出さないから、考えなくていいだろ。」なんてすぐに考えてしまっていた。でも、そうではなくて「この雨がどうして降ったのか説明できる?状況的には高気圧に覆われているのにおかしいでしょ。きちんと考えましょうよ。」と考えなければいけないのだと、模試の解説を聞いているときに教えられた。それで勉強のときの心がけを改めた。その後から、少しずつ、真摯に問題に向き合うようになった。そうでなければ解けない問題も多いことに気がついた。
今回、パーティーに参加したのも、そのお礼を言いたかったということが主眼だった。もちろん、こういったパーティーに出ることなんてもうないだろうからとか、気象予報士の世界をちょっと見てみたいといったスケベ根性があったことは否定しないけれど。
それで、日曜日はパーティーに出かけていき、昼から飲んだ。パーティーというのは半ば口実で、実はネットの番組を録ることが目的だったことを行ってから知った。どうやら知らなかったのは俺だけで、講師の先生は、そういった番組で有名な人のようだった。俺も合格体験の話をした。俺の話なんか聞きたい奴がいるとも思えないけれど、一応、話しはした。
受験の時のノートを持って来いというので持って行った。俺のノートはすごくシンプルなのだそうだ。「余計なことが書いてない」のだそうだ。そうだと思う。
気象学のバイブルで「一般気象学」という本があるが、そこに出てくる計算式を偏微分を使って検算したと言う人や、実質的に1回で最終合格までした人など、いろんな人がいた。そういう人の話を聞くのは楽しかった。話し上手な人が多いなあ、とも思った。講師の先生の話もためになった。合格にたどり着くための道は、いろいろあることがよくわかった。
でもまあ、何というか、もう終わった試験のことだから、俺は思ったよりも気分が乗らなかった。
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映画「その女諜報員アレックス」を見た。
テンポがあるアクションで、目を見張るようなシーンもあるんだけど、全体的には脱力するようなアクション映画だった。
見終わった後、何がいけなかったのかといろいろと考えてみる。すごいアクション映画になる可能性だって十分にあったはずの映画だった。的確な指摘ができなくて残念だが、覆面銀行強盗なのに、人質全員の目の前で素顔がばらされてしまう辺りから、どこかへなちょこな気分になった。
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山本浩司の「司法書士試験必勝「力技39」」(日経BP社)を読み終わった。
1日6時間の勉強を4か月続けると、司法書士試験に受かることができると、作者は言う。
一般性があるのかないのか、俺にはよくわからない。俺が証明してみせたくても、仕事があるからそんな勉強時間は取れない。「学生の頃はあんなに時間があったのに、無駄に使ったよなあ。」後悔ばかりが頭をよぎる。
それでも、チャレンジしたい気分にはさせられる。司法書士試験は、勉強の能力試験ではなく、実務試験なのだという言葉に重さを感じた。
11月の中国語検定までは勉強するつもりないけど、それが終わったら、本当に司法書士の勉強を始めたい。

