今週は、毎日8時間近く眠った。朝は毎日ではないが、5時30分頃から勉強することが多い。そうなると寝るのは午後9時30分頃ということになる。

午後9時30分頃には、正直、それほど眠りたい気分でもない。でも、無理して目を閉じていると寝てしまう。朝5時30分に目覚まし時計の音で目を覚ます。ちょうど明け方に眠りが深くなるようで、目覚めても今ひとつすっきり感がない。8時間も寝たのに!まだもう数時間は寝られるような気分でいる。

長時間眠っていると、脳が眠ることに慣れてくるのだろうか?職場でも昼食を食べた後、眠くて仕方がない。今まで、本気で昼寝をしている人を「よくこの短時間で眠れるな」と思いながら見ていたが、イスに座ったまま夢まで見てしまう。

そんなわけで、仕事に余裕があったことから毎日8時間眠るということにトライをしてみたが、それほど大きな効果はなく、かえってよく眠くなることがわかった。今後も続けるかどうかはわからない。

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職場近くに歯医者があって、仕事帰りに歯石を取ってもらった。この歯医者に来るのも久しぶりだ。電話で「最後に来たのは何年前ですか?」と聞かれて「えーと。6年くらい前かなあ。」なんて答えていたけれど、実際には10年以上経っていた。

以前にも教えてもらったと思うが、また歯磨きの仕方から教えてもらう。どうも未だに歯ブラシを歯に押しつける力が強いらしい。「もっと軽く。」と指導されているうちに、だんだんと感覚がわかってきた。本当に、そっと当てるくらいでいいことがわかった。

「10年ぶりにしては、歯石、そんなに着いていないですね。ときどき歯石除去をしていました?」うーん、どうだったっけ?「思い出せないです。」「そんなに着いていなくてきれいですよ。」そうなんだ、と思った。

それでも、かなり時間をかけてきれいにしてもらった。イスの隣についている洗面台に何度も歯石をはき出した。口の中ではじゃりじゃり感があるが、吐き出すと、血の塊のように見える。

歯石除去中に出血して、それが歯石のまわりに着くのだろうか?何度か質問しようかと思ったが、忙しそうだったのでしなかった。ネットで見ると、歯石のまわりでは恒常的に炎症が起きていて、歯石除去の際にその鬱血した血が出血するらしい。汚れた血を出せてよかったと思うことにした。

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金曜日の夜、仕事帰りに実家に帰った。実家に着いたのは午後9時を過ぎていた。行きつけのバーで赤と白のワインを1本ずつ飲んだ。それなりのお金がかかったが、お店の人が常時チェーサーを用意してくれるので、そんなに悪酔いはしない。こういうきちんとしたサービスのお店に慣れてしまうと、ほかの店に行きたい気分ではなくなる。

午前2時頃まで飲んで、それから喫茶店に行ってカレーを食べた。この時間にはそこの喫茶店くらいしか開いていない。店の中はけっこう混んでいた。誰かと話をしたような気もするが、もう覚えてはいない。

翌日は、屋根の塗装が終わったということで完了検査をした。すごくきれいに塗れていた。実は今週末に帰ることができるかどうかが不安だったので、完了検査前にお金だけは振り込んでいた。施工業者さんがお菓子を持ってきてくれる。こういうお菓子を用意するのはむしろ俺の方ではないのか、と思う。俺は何も用意はしていない。

一部、樋がさびて穴が開いているという指摘を受けた。これから樋も交換しなければならないと言う。それはまた半年以上先に、ということにした。出費が続くなあ、とため息が出る。

地元のお祭り仲間にも、年会費を支払いに行く。7月2日にスポーツ大会をするのだという。今年は種目が変わるという話を聞く。また、そのときにいろいろと話をすることになった。

近所に住んでいる同年の友達も来る。外国に旅行して来たと、その国のビールとインスタントラーメンを持ってきてくれる。「すごく楽しかった。」嬉しそうな笑顔の友達を見ていると「よかったね。」と俺も笑えてくる。

そのあとは、ネット麻雀をする。長野ではインターネット環境がへなちょこでできないから、したい気分だった。東南戦を6戦くらいした。1位と3位が1度ずつで、あとはずっと2位だった。最下位にはならなかった。

その日の夜、再び長野に帰ることにした。途中、地元のスーパーで買い物をしていたら、昨年、一緒に戦ったソフトボールチームの仲間に会った。金曜日には試合があって勝ったのだという。
「みんな待っているから、また試合も見に来てよ。」と声を掛けてくれる。
なんだかとても嬉しかった。

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地元と長野との往復の間、ラジオを聞いていることが多いが、長野県には民放が1局しかなく内容もつまらない。FMラジオも聴いていて価値があるとは思えない。

それで、アマゾンで朗読CDを購入していた。運転をしながら聴くためだ。今回は松本清張の「家紋」(新潮社CD)を聞いた。市原悦子が朗読をしている。
 

俺は今まで、松本清張の小説を1編も読んだことがなかった。難しい内容なんだろうなあ、と漠然と思っていた。

市原悦子は、その昔、漫画日本昔ばなしというアニメの朗読をしていて、それは子供心にかなりいい朗読だった。昔話は得意なんだろうなあ、と思っていたけれど、松本清張はどうなんだろう?

この話は、はじめからかなりおどろおどろしい。地方では、滅多に殺人事件が起きないが、1度起きると住民が証言をしたがらないために、迷宮入りになることが多いという説明から始まる。

あの昔話を読んでいた人の声で「殺人」という単語を聞くと、背筋が伸びるような気がした。難解なストーリーだが、とても聴きやすく、わかりやすい。そしてまた、深い話で引き込まれた。

このストーリーのなかでは、夫婦が順に殺される。殺害方法は冷酷で凄惨だった。なんとか子どもだけは生き延びた。壮絶なストーリーに夢中になって、いつもよりずっと遅い速度で車を走らせていた。ほとんど運転の記憶がないほどだった。

松本清張って、こんなに面白いのかと初めて知った。長編もいつか、読んでみたい。

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映画「ドラゴン・タトゥーの女」のダニエル・クレイグのバージョンを見た。
 
 
原作を初めて読んだときのわくわく感がこの映画にはある。想像以上に面白かった。

この話はサランデルの自身を犠牲にした活躍と孤独がベースとなっていて、それだけで普通のアクション・サスペンスよりも奥行きが深くなっている。

その世界を、この映画はきちんと再現している。北欧の寒さを俺も感じたし、凍った道路をバイクにまたがり、ノーヘルで猛スピードで走るサランデルの狂気混じりの行動力とその後ろに隠している愛も感じた。いい演技で文句のつけようもない。

サランデルの活躍を、彼女が愛する男は一部しか理解できていない。認められない悲しさと悔しさは、映画を見ている俺たちしかわからない。彼の成功は、サランデルがもたらしたものなのに。男は世界に認められ、サランデルは誰にも認められない。理解を超えた女が、ある男とは闘い、ある男は助けるストーリーだ。俺の前にもサランデルが現れればいいのにと思う。

俺がいいと思う映画は中年男と若い女の子の組み合わせが多い。自分を振り返って「そうなのか。」とも思ったりする。