幼稚園の頃から走るのが遅かった。運動会の時、なんとか速く走れないものかと考えて、手を握るのではなく、チョキの形にしてみたこともある。あまり意味はなかった。昔から役に立たない創意工夫が得意だった。

大人になったとき、当時小学生だった姪が「どうしたら速く走れるようになるのか」聞いてきた。

「足の指を意識して、全部の足の指が前を向くようにしたら、速く走れるかも。」何かの本で学んだ知識を教えたが、その後、姪の足が速くなったという話は聞かなかった。フォームのどこをいじるといいランナーのフォームになるのか、僕は未だにわからない。

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今週もソフトボールの試合があった。僕は途中から試合に出してもらった。3打席回ってきて、2安打だった(正確には3打数1安打1エラーだけど。)。

アウトになったとき、ボテボテのサードゴロだった。「球を待ちきれずに振ったら、バットの先に当たりました。」といった打球だった。

それで俺は真剣にファーストに向かって走った。もちろんアウトだったけれど、ベンチや周りから「あいつ、足速い。」という声が聞こえてきて、不思議な気がした。

「そんなに真剣に走るとまた心臓が止まるぞ。」と仲間に言われ、ベンチに帰るまでの間に「元々は足が速かったんだっけ?そんなイメージなかったから驚いた。」「足、速いなあ。」とも言われた。

久しぶりに真剣に走ったせいか、途中出場なのに僕は息が上がっていて、何か食べたら吐きそうだった。それで、途中で、自販機で買った水を飲んで休んだりしていたので、その日の飲み会の会場にはなかなかたどり着くことができなかった。

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飲み会が終わって帰るとき、僕はどうして速く走ることができたのか考えてみた。ここ数日で何か特別なことをしたんだっけか。

そういえば、家で床に座って、足を左右に開いて前屈をしていたことを思い出した。股割りの基本だけれど、俺は想像通り、ほとんどできなかった。腿が痛くて体が曲がらない。体が固いことを自覚した。それでも何度か、数日にわたって繰り返していた。それで少しは柔らかくなってきたような気がしていた。

「それが、速く走れるようになった原因かも。」と思った。俺の心肺機能がへなちょこなことは理解していたけれど、股関節が固かったのが足が遅い原因だったのではないか?確かに大きく足を踏み出すには、股関節が柔らかくないとなあ。

その日の夜、今は亡き姪に、小学校時代、「もしかしたら、股関節が固いのかも。柔軟運動をするといいよ。」って教えてあげられたらなあ、と何度も思った。それが足が遅い原因ではなかったのかもしれないけれど、少しはましなアドバイスになっていたような気がする。運動好きになっていたら、命ももしかしたら助かったかもしれない。わからないけどさあ。

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夜の飲み会が終わったあと、お店のおばさんが「残った料理、持って帰って。」とジップロックをくれたので、鳥の唐揚げを大量にもらった。

怪しい料理もあった。「馬のおたぐり」だという。俺は正直、あまり食べたことがない。これもジップロックに入れて持ち帰る。酔っ払っていたので、その日はどちらも冷蔵庫のフリーザーに突っ込んで寝た。

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チキンはその後、レンジで解凍して炒めて食べたが、問題は「馬のおたぐり」。

レンジで解凍した後、フライパンで炒めてみる。たちまち、鼻が曲がるような匂いが台所に広がる。馬の内臓の料理だと、見た目からも理解ができる。

俺の父親は、このおたぐりが好きだったらしい。「肉食動物は、倒した相手のまず、内臓を食べる。美味しいからだ。」ということをよく言っていた。

俺は肉食動物ではないので、その言葉が理解できない。まずは匂いをどうにかしようと思って、手元にあったウイスキーをドバドバとフライパンに流し込んでみる。実家のコンロは電気調理器なので、引火の心配がなくて安心だ。若干、匂いが収まった気がする。ショウガや、何かハーブがあればもっと効率的に匂いが押さえられる気がするが、そんなものはないので諦める。

十分に火を通してから食べてみる。匂いは未だにきついが、味は淡泊。なかなかかみ切れないが、それなりに食べられることがわかった。和辛子や、唐辛子があればいいなあ、と思った。そう言えば、「おたぐり」には善光寺の七味唐辛子がセットになっていたような気もする。

でもまあ、好きってほどではない。しばらくは馬のおたぐりは持ち帰らないようにしようと思った。

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2月1日に手術をして、それから180日間の免許停止になっていた。8月8日に、免許停止が解除される。

8月8日には休みを取った。電車に乗って警察に行き、免許証を返してもらった。タクシーで家まで帰り、久しぶりに車の運転をした。

まずは、ガソリンスタンドに行ってスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに履き替えた。それから、久しぶりにスーパーで買い物をした。

いろんな手続きをするのに、車検証上の住所が以前の住所のままだったのがネックになっていた。その書き換えを自分でやるつもりだったので、警察から車庫証明を発行してもらってはいた。

ネット上で必要といわれている書類を持って車検証の書き換えをする事務所に出かけていったところ「住所を変えるなら、ナンバーも替えてもらわないと。」などとハードルが高いことを言う。「個人でもできるけれど、いろいろ考えると、車屋さんに頼んだ方がいいですよ。」

それで、車屋さんに行った。8月19日から車検証の書き換えができるので、それに合わせてナンバーも替えてもらうようにした。印鑑証明が必要だというので、支所に行って印鑑証明も作った。超めんどくさい。

8月21日に車を預けて、8月29日に取りに行くことになった。また車に乗れなくなるけれど、仕方がない。

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8月28日には東京に行って気象予報士の試験を受ける。今回は、一般、専門、実技と3科目全てを受ける必要がある。

一般と専門は運次第で受かるレベルには来ていると思う。ただ、前回の問題を解いてみたら、一般は数問しか間違えなかったのに、専門はボロボロだった。

その前の回の問題は、一般がボロボロで、専門は数問しか間違えなかった。

そんなわけで今回も決して楽観できない。運がよければ受かるということは、運が悪ければ落ちるということだ。1月の受験時に持っていた「実技は勉強してないからダメだけど、一般と専門は完璧。」という自信は一体何だったのだろう?と思う。
「1月の試験でも、一般はともかく、専門は受からなかったよ、きっと。」と客観的に判断する。両方受からないと実技は採点もしてもらえない。

一般と専門は一度受かると、その後、2回まで受ける必要がなくなる。そのため、今回も一般と専門の勉強だけに集中することも考えていた。でも、飲み屋のおねえさんに「全部受けちゃえ。」なんて発破をかけられて、俺もその気になった。

実技の勉強はまだまだだけど、残りの日々で、なんとか前進させたい。

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能年玲奈の映画「海月姫」を途中まで見た。

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女装している菅田将暉がどう見ても男なのに、オタク女子が誰1人として見破れないという茶番につきあいきれず、見るのをやめた。

その後、原作の東村アキコの「海月姫」(KC KISS)を8巻まで読んだ。

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原作は、能年玲奈のように「誰が見てもかわいい子がオタクをしている」のではなく、「よく見るとかわいい子がオタクをしている」設定になっていて、ストーリーも優しい。母親の想いも母親を想う主人公の月海ちゃんの想いも素直で泣けてくる。本当に海月姫を守ってやりたい気持ちになる。よくできた、いいマンガだと思う。

作者のクラゲに対する知識も、三国志に対する知識も相当なものだ。こういう漫画が描けるその才能に惚れてしまう。

普段ならいつまでも漫画を読んでいるところだけど、俺も勉強しないといけないので、ここまで。続きは来週(かな?)。とりあえず、今週は休みは暦どおりで明日からもう仕事だし。