クレジットカードの明細書がメールで届く。僕はだいたいいつも内容を見ない。総額だけ見て「今月も使っちゃったなあ。」なんて思う程度だ。

久しぶりに内容を見てみたら「アクトビラ」使用料なんていうのがあった。そう言えば、昔そんな機能がついたテレビを持っていたっけ?あれは確か友達にあげたんだよなあ。

その友達に聞いてみる。「君にあげたテレビって今、誰が使ってるの?」「うん?友達。」どうやらテレビは転々と所有者を変えているらしい。
「アクトビラって機能の使用料が発生しているんだけど、何のことかわかるか友達に聞いてくれ。」と頼んでみた。

「聞いてみたけど、俺も、友達もテレビをネットにつないだことがないんだ。だから、使用料は俺たちに関係ないよ。架空請求じゃないの?」ということだったので、アクトビラのカスタマーセンターに電話をした。

以前の住所やら電話番号を聞かれて、あたふたした。「えーと、なんだったっけ?」自分の記憶をたどってみたら、電話番号を記憶していたのには驚いた。

「NHKのアーカイブ見放題プランというのに入会してまして、ずっと課金されています。」ということだった。毎月1000円くらいかかるのだそうだ。なんてこったと思った。解約をしてもらった。

テレビを友達にあげてから3年が経つ。その間、ずっと課金されていたのか、と思うと残念な気がするが、まあ、仕方がない。諦めることにした。

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先週の日曜日は雨まじりだったが、姉の家でバーベキューをして酒を飲んだ。俺は飲み過ぎて、いろいろと暴言を吐いたらしい。「気をつけなさい。」と翌日、姉に言われた。何を言ったのかは教えてくれなかったが、僕も知りたいとも思わなかった。

そして、水曜日には他部署の部下を連れて軽く飲みに行った。バーの女の子と料理の話をしているとき、「ベジマイト」とは何かが話題になったので、手に入れてきた。フランスパンを電子レンジで温めてもらい、バターを塗る。その上に、ベジマイトも塗る。久しぶりに食べたベジマイトはおいしかった。バーのママも女の子も気に入ったようだった。
「二日酔いの朝はベジマイトがいいんだよね。」なんてことを僕は言っていた。

軽く飲むはずが結局4次会までこなして帰ってきた。最後の方は記憶もあやふやだ。3軒目の店では、ローリングストーンズの曲をDVDでかけてもらい、ミックが踊っているのを見ながら紙袋に入ったバドワイザーを飲んだ(この店ではなぜか、バドワイザーを紙袋に入れて出してくれる。)。「ストーンズはいいなあ。」なんて改めて思ったりした。

翌日は朝から何も食べることができなかった。午前中に会議がいくつかあって、順調にこなした。2時頃にそれまで曖昧なままだった腹痛が激痛になり、1時間ほど休んで休養室の畳の上で寝た。そして夕方になってようやく快復した。夕食はたっぷり食べたが、その日の初めての食事だった。本当は自分にベジマイト料理を作ってやるべきじゃないのかと思った。

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金曜日の夜、麻雀をした。僕は電動麻雀卓からの電磁波を阻止するというTシャツを着て行った。ICDを装着した俺の体は、電動麻雀卓の近くに行くと失神するらしい。どこまでが本当で、どこまでTシャツが機能を果たしているのかは怪しいものだと思っているけれど。

今年入ってきたばかりの部下の新人と打つ。一橋大学を麻雀が原因で中退したらしい彼のうち回しは素人離れしていた。半荘を4回やって4位、1位、3位、3位と散々な目に遭った。

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デイヴィッド・ブルックスの「あなたの人生の科学(上巻)」(早川書房)をようやく読み終わった。

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久しくこんなに意味のある読書をしていなかった。

この本は内容が濃く、自分が今どういう世界にいて何を目標に生きているのか、そして、どう生きなければいけないのかを、客観的な研究を元に示してくれる。

日本のGDPはナイジェリアの25倍らしいが、幸福度はほぼ同じらしい。この数字からも、日本人が目指すべきは金なんかじゃないことがわかりそうなものだ。金はないと不幸になるが、あるラインを超えると幸福度は頭打ちになる。

ときどき、ジェイミー・オリバーのDVDを見るが、子供が生まれたばかりのジェイミーに、奥さんが文句を言っている映像がある。「たった4日間の休暇中にも、職場から携帯電話がかかってくる。だから携帯電話は秘書に渡しているの。」この映像を見て俺が心に引っかかったのは「たった4日間の休暇」という言葉だ。彼女は、ほかにもプライベートの時間に、夫が仕事について考えていることを非難する。俺たち日本人サラリーマンのどれだけの数が、この「たった4日間の休暇」を取れているのか?プライベートの時間をどれだけ仕事に捧げているのか?俺なんか、今週も緊急電話が入って土曜日に対応しなければならなかった。俺たちは不幸なんだと思う。

幸福度は人との絆の深さに直結するという。いい結婚生活は年10万ドル(だいたい1000万円)の年収に相当するらしい。だから本当は、俺たちは「どういう人と結婚するべきか」ということを学んだ方がいい。

もっとも、俺の個人的な意見だけど、俺は結構、一人でいる時間が好きだ。幸せじゃないのかもしれないけれど、一人暮らしも不幸せではないような気がしている。

この本はさまざまな実務に役立つ知識、例えば「学力と知力は同一視できない。」ことなどについて詳しく教えてくれる。そして仕事は「信頼感」の有無が大事な要素であることを教えてくれる。下巻を読み終わったら、もう一度読み返したい。

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「スピーシーズ 種の起源」というSF映画を見た。

species

人間と宇宙人のDNAを合体してみたら、成長が早く怪力を持った生物が誕生してしまい、科学者が混乱に陥るという映画だ。殺そうと思った途端に、逃げられてしまう。

ものすごい美人の仮面をまとったその生物は、一夜をともにしようとする男たちを次々に殺してしまう。色仕掛けのエイリアン物語になっている。

最後まで見たが、今回の生物は美貌と怪力は持っていても頭の中身がへなちょこだったのでよかった。もし賢かったら、人類は軽く絶滅していただろう。

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「グッモーエビアン!」を見た。名古屋が舞台の映画だ。

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俺から見ると中学生の娘が一番まともで、17才で彼女を妊娠した母親(麻生久美子)や、彼女の親友のパンクロッカーの男(大泉 洋)にはどうも感情移入ができなかった。

母親の収入だけが頼りで、学校帰りにスーパーに寄って、帰ってきたら家計簿をつけ、料理をする健気な娘。全く働かず、ヒモ生活を満喫しているパンクロッカー。一緒に笑って酒を飲んで騒いでいるだけの母親。

こんな家族と暮らしたくないと思うのは当然で、娘は逃げ出して大正解だと俺は思っていた。

パンクロッカーの過去を知り、ごめんなさいと娘が泣くシーンでは、なんで君が謝るんだよ、と違和感が大あり。この映画は何が言いたいのだろう?何があろうと、そしてどんな親であろうと家族は大切ということなのだろうか?俺、よくわかんないや、って思った。

子供の方が親よりずっとまともということで、なんとなく、じゃりン子チエを思い出した。じゃりン子チエの場合は、さらにネコの方がまともだけどさあ。