今週、急に寒くなった。管内の路面が雪で覆われているという情報がだんだんと入ってくる。
リアルに必要性を感じて、今週末にスタッドレスタイヤに履き替えることにした。

朝、姉と電話で話をしたら、「スタッドレスタイヤに履き替えるなら、なるべく早くガソリンスタンドに行った方がいい。混むから。」と言われた。

めんどくせえなあ、と思いながら、スタッドレスタイヤを積み込み、ガソリンスタンドへ行った。タイヤが18インチで大きく重い。俺の車は18インチしか取り付けられないので仕方がない。当たり前だが、それが4つもある。

家の近所のガソリンスタンドへ行く。東南アジアのどこかの国の店員が立っている。バイトのようだ。
「タイヤ交換してもらえますか?」
彼女は、走って、オーナーに聞きに行く。30分待ちだと言われたけど、待つことにした。

車を停めていたら、オーナーが来たので説明をした。
「タイヤは後部座席に全部入れています。ナットはどうします?タイヤの上に置いておきますか?」
「今、渡してください。」
そんなわけでオーナーに、紫色の袋に入ったナットを手渡した。

ガソリンスタンドの待合室で、気象予報士の勉強をしていた。こういう環境の方が勉強に力が入る。俺の部屋は誘惑が多すぎるのだと思う。

しばらくして、顔を上げると、オーナーが怒りながら車を追いかけていくのが見えた。
何かが起きたのだと思ったけど、俺には関係なさそうだったので、また勉強に戻った。

しばらくしたら、オーナーが来て「あなたの車のナットを、バイトの子が前の車に乗せてしまいました。それで、今からブリジストンに買いに行きます。お時間、大丈夫ですか?もちろん、ナットのお金はこちらで支払います。」と言う。

俺は、もともと、もっと時間がかかると思っていたので、全然平気だった。「いいです。新品にしてもらうなんて、かえって申し訳ありません。」と言った。
必要なのでと頼まれて車検証を貸した。ナットを買うのも大変なんだなあ、と思った。

それから、また勉強をした。紫外線が成層圏でオゾンに吸収されることなど10代の頃から知っているのに、「可視光線がオゾンに吸収されて、成層圏の温度が上がる」なんて問題肢を正解にしてしまう。誤りに決まってるだろう、と回答を見て逆上する。

そんなことをしているうちに、車のタイヤ交換が終了した。お店の人は、すごく恐縮してやたらと謝ってくれる。ナットを入れた袋のことまで心配してくれる。あれはどこかの温泉に行ったときにタオルが入っていた袋で、どうでもいいのに。
「こちらこそ、ナットを新品にしてもらって、本当にありがとうございました。」

帰り道、あのバイトの子のことを思った。きっとガソリンスタンドの人に怒られたんだろうなあ、と思う。店としてはそれも当然だ。

でも「タイヤ交換してもらえますか?」は正しくは「ノーマルタイヤをスタッドレスタイヤに交換してもらえますか?」だし、おそらく彼女の国では、雪道用のタイヤなんて存在しないだろう。

よく、俺の言う不完全な日本語を理解できたよなあ、と思う。俺なんかTOEICで、文法的にも完全な英語なのに、未だにCurb(縁石)とCarp(鯉)の違いも聞き取れないのになあ、なんて思う。すごいよなあ、とその語学能力には、感心した。

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土曜日に、姉と、母の作品に通し番号を振って、写真を撮り、整理をする作業をした。まだ半分も終わっていない。

この作業には、今までサーフェイスプロ3で、ワンノートを使っていた。しかし、サーフェイスプロ3が壊れてしまったのか、電源を入れてもサーフェイスのロゴのままで、ウィンドウズが起動しない。

ネットで修理方法を見たら、電源ボタンを30秒間押しっぱなしにする、というのがあった。実際にやってみたけど、復活しなかった。

カスタマーセンターに電話をした。電源ボタンを30秒間、押しっぱなしにしたあと、電源ボタンとボリュームのプラス側をさらに15秒間(10秒間だったっけ?)押すのだそうだ。

やってみたら、復旧した。直ってよかった。

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日曜日は、世界一くだらない集会に参加した。会社の動員で仕方がなかった。
その集会の間、気象予報士の問題でもコピーして持ってくればよかったとずっと後悔をしていた。
時間の無駄以外の何ものでもない集会だった。

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最近、また太りそうだった。土曜日は、短時間ではあったがジムに行った。
筋トレはきちんとやって、そのあと20分間だけ走った。

日曜日は、くだらない集会のあと、直接ジムへ行った。まだ集会で、時間を無駄にされたことについて腹が立っていたけれど、筋トレをしているうちにそんなことは忘れてしまった。

その後、土曜日のジムが短時間だったので、その分を取り返そうと少し頑張った。

汗を流そうと風呂に入ったとき、足を滑らせて、湯船のなかに頭から飛び込んでしまった。
浴槽の大理石に腕をぶつけて、多少痛かったけれど、それ以外は特に被害もなかった。多少、恥ずかしかったが、周りにいた人たちに、微笑みを提供できて、俺は満足だ。

その後、姉が風邪を引いたというので、お見舞いに姉の家に行った。帰りに湿布をもらった。今では、痛みもだいぶ引いた。

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マリーア・ドゥエニャスの「情熱のシーラ 中巻」(NHK出版)を読み終わった。

モロッコに洋裁の店を出したシーラに徐々にお客がつき始める。そのなかには、イギリス人の女性もいる。彼女はスペイン政府の高官の愛人だった。

スペイン政府がナチスドイツに近づくにつれ、イギリスとアメリカが水面下でそれを阻止しようと動き始める。シーラもイギリス人の女性との交友をきっかけに、スパイとしてスペインに戻り、ナチスドイツ高官婦人の服を作りながら、情報を仕入れてはイギリスに流す。

そんな彼女に危険が迫ってくる。シーラがかつて冷たく振った元婚約者も、敵としてシーラの前に現れる。

あまりに、シーラが臆病で多少うんざりしたが、それが普通の女性の感覚なのだろう。

女主人のカンデラリアはいったいどうなったのか疑問が残るものの、ストーリーは興味深い。ナチスの味方だった日本がスペインでパーティーに出席していたことを知った。

俺のいとこが本のなかで言っていたように、日本が、イギリスだけを敵に回して戦えば、日本も勝った可能性がある。いろいろ考えると興味深い。

最終刊の下巻も読み始めた。

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WOWWOWドラマで「下町ロケット」を全5話、U・NEXTで見終わった。とても素晴らしいストーリーで、感動した。とりわけ、主役の三上博史さんの誠実な役作りには頭が下がった。

翻って、俺たちは、三上博史さんが演じる社長ほどに、真剣に仕事に取り組んでいるのだろうか?俺は、このストーリーを追いながら、何度も中断して考えた。俺ならどうするだろうか、と。

もちろん、このストーリーが唯一の正解ではなく、いろんな正解があるだろう。俺なら、早々に特許使用料のところで、手を握っていた。でも、それでは確かに、特許を取るための研究所になってしまい、町工場である必要がなくなってしまう。

そして、それだって、正解だと思う。町工場であり続ける必要はないのだと思う。でも、三上博史さんは、それは不正解だという脚本で、本当に最後まで誠実に演技をしていた。

俺が役者だったら、ここで本当に泣けるだろうか?そう思いながら見ていた。毅然とした態度をとるべきところで、取れたのか?裏切った部下を許せたか?これらの感情をすべて理解した上で、演じた役者というのは本当に素晴らしいと思う。

俺は、文章を書くのはまあまあだが、読む能力は今ひとつだと自覚している。試験でも肝心の所を見逃す。このドラマを見ながら、どんな世界であっても、誠実に取り組まないといけないということを教えられたような気がした。