いろいろな試験の前に、昔はU2の「ヨシュア・ツリーのアルバム」や、スティングの「ドリーム・オブ・ザ・ブルー・タートルズ」のアルバムを聴くことが多かった。


u2


sting

最近は、音楽そのものをすっかり聴かなくなってしまい、試験の前に音楽を聴くという行為自体をしなくなってしまった。


大学入試のときには、ドアーズの「ハートに火をつけて」を聴いていた。


doors
難解な(だと思っていた)古文を読んでいると、頭の中に「ジ・エンド」のメロディが流れ出し、年取った冷たい蛇の表皮(7マイルもある)を思い浮かべながら問題を解かなければならなくなり、かえって重荷になった。


司法試験に取り組んでいたときには、試験会場まで行く間、映画「男たちの挽歌」のテーマソングが頭のなかにかかっていた。


otokotachinobanka

「決戦」という思いでいたが、今から考えると根本的に間違っているとしか思えない。


その点、U2のヨシュア・ツリーやスティングのは試験向きだった。それがなぜなのか、僕にはよくわからなかったけれど、これらの曲は真っ当な気がした。


先日、TEDでスティングの「再び曲を作り始められたわけ」という講演を聴いた。


http://www.ted.com/talks/sting_how_i_started_writing_songs_again/transcript?language=ja
ずいぶん太っていて、最初は「本当にスティング?」って思ったけれど、ラストはすごく感動した。映像ではなく、この会場にいたら、もっと感動しただろう。


初期のU2やスティングのアルバムには「何としても成功する」という祈りに近い願いや欲がにじみ出ているのかもしれない。試験の前に聴いて真っ当な気がしていたのは、僕自身もそんな気持ちで試験に向かっていたからだと思う。


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診療情報管理士の基礎科目試験は5択だった。英語の問題はどれも難しく、適当にマークをしていたのだが、最後の見直しの時に、自分がtachyは「遅い」という意味だという選択肢を正解にしていたことに気がついた。


ただ、気がついたのが試験終了10秒前で、マークを書き直している時間がなく、結局そのまま提出せざるを得なかった。


相対性理論に、質量があるものは光速を超えられない、というテーゼがある。このテーゼを逆手に取ったSFは相当数ある。つまり、質量がある物質が光速を超えられないのであれば、質量がマイナスの物質は光速を超えることができ、光速を超えられるなら、タイムスリップが可能になる、というものだ。


SFの世界では、この光速を超える物質を、ギリシャ語の「速いもの」を意味する「タキオン」と呼んでいる。宇宙戦艦ヤマトの波動砲も正確には(?)「タキオン粒子砲」である。


そんなSFの知識からも、tachyが「遅い」という意味なんてことはあり得ない。「タキ」は「速い」に決まっている。このことに試験時間中に気がつかなくて、本当に残念でならない。もちろん、正解肢がわからなかったので、例えこの選択肢を選ばなかったからといって正解になるとは限らない。それはわかっているけれど、完全に間違っていると自分が知っている選択肢を正解としてしまったことが悔やまれてならない。


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いろいろあったが、診療情報管理士の試験が終わった。試験終了後、目標を見失ってしまった感がある。試験勉強をしている間には、試験が終わったら、体を鍛えようとずっと思っていたのだが、冬の寒い時期にジムに行くのはそれだけで苦痛で、とてもそんな気にはならない。


これを機会にパワーポイントのMOS資格も取ろうかと思いつきはしたのだが、パワーポイントが入っているデスクトップのパソコンは寒い部屋にあって、あの部屋で勉強する気にはなれない。


オフィス2013の入っているノートパソコンを買うことも考えたが、ただでさえ受験料が高いMOS資格のためにパソコンを買うなんて無駄遣いだ。高い腕時計を買ってしまったので、しばらくは高額な電気製品を買うことは控えたい。


普通に考えれば、今まで止めていた気象予報士の勉強と英語の勉強をしていくことになるのだと思う。ただどちらも長期戦になる。どちらに注力するか、まだ気持ちがまとまらず漠然としている。2月中に結論を出したいが、3月には転勤がありそうで、暖かくなればパワーポイントの勉強も始めそうで、どうしたものかと思う。


とりあえず、小学校の算数でも全部復習しようと思う。せっかく、試験勉強モードに入っているのにもったいないような気もするけれど、仕方がない。


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土曜日の夜は、地元の飲み会があった。
そして、飲み過ぎ、日曜日はずっと腹痛で、動けなかった。


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試験のあと、マンガをかなり読んだ。
森本梢子の「ごくせん」(集英社)を1巻から14巻まで読んだ。とても面白かったし、「キャラクターを立てる」という言葉の意味がはっきりわかった。


gokusen10

これだけキャラクターの個性が光っていれば、テレビドラマ化するのも楽だよなあ、なんて思いながら読んだ。


沢田慎という生徒を見ていたら、俺も勉強しなくては、と思った。面白いマンガだが、この続きを読むかはわからない。


真鍋昌平の「闇金ウシジマくん」(小学館)も1巻から8巻まで読んだ。こちらも面白かった。ただ、あまりにも強烈で、読んだ後、ぐったりする。



yamikinushizimakun7
こういう世界が身近にあることが驚きだったし、こういう世界を知らなくて僕はラッキーだったと思う。


主人公は高利貸しなので、決して褒められる存在ではなく、本人自身も生きづらそうな感はある。とても僕の精神力ではこんな世界を生きていくことは不可能で、すごい世界がすぐそばに広がっているんだなあ、と溜息をつきながら読んだ。まだまだ続くが、続きを読むかどうかはわからない。