先週の日曜日に、気象予報士の試験を受けた。
僕は一般知識は受かっていたので、試験は専門知識からだった。


その専門知識の1問目で、僕はいきなり途方に暮れた。
それは、こんな選択肢だった。
「(気象)レーダーから発射された電波の伝搬経路上に山岳がある場合、電波が反射して伝搬方向が変わるため、山岳の向こう側の本来レーダーから見えない部分に降水エコーが観測されることがある。」


山があればレーダーが届かないことなど誰でも知っている。ただ「ことがある。」という文末が問題だ。1000回に1回くらいはレーダーが山の向こうの降水エコーを拾ってくる可能性だってありそうだ。


過去問で、レーダーの方向にビルがあった場合のレーダー画像を見たことがある。その画像では、レーダー画像がその方向だけ白くなって何も映っていなかった。でも、今まで山岳のレーダー画像で、レーダーの届かない部分が白くなっている画像を見たことがなかった。山岳の場合は形が複雑なので、すべてを跳ね返すというわけではないような気もした。


まだ正式な解答は示されていないが、いろんな会社が出している解答速報を見ると、どうやら正解は×で、レーダーから見えない部分の降水エコーを観測することは絶対にないらしい。


この問題は、この選択肢を切れるかどうかで正解か不正解かが別れる問題だった。僕は、迷った挙げ句に○にしてしまい、不正解だった。


試験のときに解答をしながら思ったのは、こういう教科書や過去問の知識では解けない問題が出ると勉強のしようがないよなあ、ということだった。1問目の気象レーダーの問題も「気象レーダーが山岳の向こう側の降水エコーを拾ってくることは「絶対に」ない。」などとは、どの教科書にも出て来ない。


もちろん教科書の知識で解ける問題も出るが、それはある程度の正解数までしか届かない。合格するにはプラスアルファが必要になる。


試験を受けてとても疲れたが、解答速報を見た途端に疲れがいっそう増した気がした。自己採点では、1問差で不合格になったようだった。しばらくは人と口も聞きたくないような気分になった。


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今週は、松本で2日間の研修があった。夜、古くからの友人に3年ぶりに会い、飲みに行った。彼と飲みに行くのはもう10年以上ぶりだった。


8月に入ってから、ずっと勉強をしていて、1回も飲みに行かなかった。あまりに飲みに行かなかったので、久し振りに酒を飲むのが少し怖かった。


でも、一緒に飲み出すと元気になってしまい、結局3軒もハシゴをして、ホテルに帰ってきたのは午前2時近かった。試験で疲れていたから、8時間は寝ようと思っていたのに。


翌朝7時に起きると、2日酔いで気分が悪かった。


昼休みに、昨日飲みに行った友人に会った。
「俺、昨日飲みに行ってわかった。俺は酒が大嫌いなのだと。」と言うと「わかりました。まんじゅう怖い、みたいな話しですよね。」なんて言われた。「そうじゃないよ。本当に、大嫌い。」


それから、ちょっと酔っていたときの記憶がフラッシュバックした。店の若いお姉さん2人に囲まれて、ご陽気に歌っている自分の姿だった。自己嫌悪で立っていられないくらいな気分になり、頭を抱えた。しばらくは酒なんか本当に見たくもないくらいに思った。


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今週は土曜日も日曜日も秋祭りの会議があり、どちらも飲み会がついている。昨日の土曜日の会議後の飲み会は1次会で帰ってきたけれど、飲み過ぎて今、2日酔いでつらい。


今日の日曜日の朝は防災訓練があり、午後には河川清掃がある。


土曜日には、部下にゴルフクラブのセットをあげる約束をして、ついでに打ちっ放しにも連れて行った。


本当は、古いクラブセットをあげるつもりだったのだけれど、誰かに記憶がないままあげてしまったのだろうか?どこにも見つからないので、新しいセットをあげることにした。僕はもうやらないからどうでもいい。


部下にゴルフクラブの握り方やスイングの仕方を教えた。練習場の使い方を教えて、それから2人で100球くらいずつ打った。相変わらず僕は地面を叩き、手の平が痛かった。


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9月には、診療情報管理士の後期の科目試験がある。そしてちょうどこの頃、秋祭りもある。秋祭りの準備は御輿づくりから始まるので、毎晩、行かなければならない。勝ち進んでいる野球部の試合も2日ある。仕事も最近はストレスフルだ。


そんなわけで、9月の週末はほとんど予定で埋まっている。いろいろと考えると、こんなにこなせるのだろうかと不安にはなる。


でもまあ、きっとこなせるし、何とかなるんだと思う。


いつの日か、南の島で「あの頃は忙しかったなあ。」なんて思いながら、モヒートなんかを飲んで、のんびりと暮らしたい。


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ロバート・レッドフォード監督の映画「クイズ・ショー」をDVDで観た。


quiz show
http://youtu.be/vb3y7StSOSM
多くの人がテレビの「クイズ・ショー」という番組に巻き込まれる。飽きられて視聴率が落ちれば、正解がわかっていても、出演者は間違えなければならない。


quiz show1

その不正を、ある男が暴こうとする。


しかしテレビ番組の不正は、それが大衆の喜びである間は不正ではない。テレビ番組は大衆が求めているものを映し出しているに過ぎない。大衆が見たがっているものを作り上げるのがテレビ番組で、そこに金が流れ込む。そういう「仕組み」なのだ。そこに映っているものが真実かどうかは問題とならない。


quiz show2


男が暴こうとしたテレビ番組の不正は、認められなかった。結局、出演者をいたずらに傷つけただけだった。


テレビ番組とはいったい何なのだろうかと、改めて考えさせられた。
万人受けする映画ではないが、いい映画だと思った。