送別会のシーズンだ。別れが寂しい人もいるし、正直、別れることができてありがたい人もいる。
送別会には、当然のように酒を飲むが、毎回それで僕は失敗をする。
きっとそんなにひどい飲み方はしていないように思うのだけれど、翌日は鬱な気分が晴れない。飲んだ翌日は体調も最悪だ。
どうしてこんなになるまで飲んでしまうのか、俺にも俺がさっぱりわからない。
金曜日は休みだった。天候もよかったし、呼び出されることもない素敵な3連休になるはずだった。でも二日酔いの影響で、映画やテレビ番組を観て、後のほとんどの時間は寝ていた。そして寝ながら考えていた。このブルーな気分はどこから来ているのか。
思うに、酒を飲むと僕はしゃべる。相手が聞いていようが、いまいがしゃべる。そしてウケるように、感情を誇張してしゃべる。そのしゃべった内容が、素面の時に思い出すと「いっぺん、死んでこい」というくらい、ひどい。沈黙は金と言われるが、俺の飲んだときの発言はガラクタだ。大量投棄された産業廃棄物に近い。それなりに負のパワーがあるところが、さらにやっかいだ。
先日は、部下とロックが聴ける店に行き、そのあとさらに飲みに行った。ホステスに見送りをしてもらって、外に出たら、他の部署の女の子が他部署の担当と歩いているのに偶然に出会った。
そのまま、また飲みに行った。もうかなり飲んでいて、飲めないほどだった。その店で、僕が何か言うと、他部署の女の子に「わかりました。キャバクラ係長。」と何度も言われた。
「別に、俺たちはキャバクラばかり行っているわけじゃないんだよ。」
「わかりました。キャバクラ係長!」
まだ飲んだ翌日にブルーになる程度で、実害がないからいいけれど、気をつけないといけないと本当に思うし、気をつけたい。何よりも、飲んだ翌日は、ブルーになりすぎて勉強も手につかないから知的な損害も大きい。
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金曜日も土曜日も2日酔いが尾を引いていて、ブルーでいたら、今度は風邪を引いた。
しばらく喉が痛かったが、日曜日の今日はそれも徐々に軽減はされている。ただ、これから地元の飲み会に行かなくてはならない。
体調が悪いが、全ては自分が招いた事態なので、仕方がない。
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スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画「サイド・エフェクト」を観た。
サイド・エフェクトは、直訳すれば「副作用」で、実際に抗鬱剤の副作用がテーマになっている。スティーヴン・ソダーバーグ監督は「セックスと嘘とビデオテープ」の監督だ。
「セックスと嘘とビデオテープ」ってどんな映画だったっけ?って自分のブログを見返したら、女に振られた後、通風の発作に襲われながら観た映画だった。今となっては昔の話しだ。
最初は、あまりに退屈で、観るのをやめようかとも思ったんだけど、妻が薬の副作用で夢遊病状態になって夫を殺してから、途端に面白くなってきた。
心神喪失で無罪なんて、日本の刑法にしかないと思っていたんだけど、アメリカにもちゃんとあるらしく、妻は薬の副作用ってことで無罪になる。
ここからの展開が早い。
新薬を処方した医師は、マスコミや同僚から責められ、新薬を売った会社の株は暴落。
ところが、その会社の暴落で儲けた者もいる。
そこで、医師や刑事達は初めて疑問に思う。本当にあの妻は薬の副作用が原因で夫を殺したのだろうかと。
そして再調査しようにも、本人には一事不再理の壁がある。そこをどうやって突破するか。
最終的な結論は、まあそうだろうな、と納得がいくもので、そんなに物珍しい理屈がでてくるようなものでもないけれど、とにかくまあ後半からは面白かった。
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今まで、自宅のパソコンモニターではオン・デマンドの配信が受けられないと思っていたけれど、それはアナログ接続をしていたのが原因で、HDMIケーブルを使ってパソコンとモニターを繋げば、オン・デマンド配信が受けられることがわかった。
それで、今まで見たかったけれど見ることができなかった半沢直樹を一気に5本見た。大阪の回がこれで終了した。
半沢直樹の演技はとてもいいと思ったけれど、上司役もうまい。役者の人って嫌なやつの役をやらせると、うまいなあ、と思った。つい嫌なやつほど見ちゃうだろうし、数が多いからいろいろと観察ができているからかもしれない。
ただ、もうストーリーの肝はわかったので、ここから先を見るかどうかはまだ決めていない。
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オン・デマンドで「サバイビング・プログレス 進歩の罠」という映画を見た。
http://youtu.be/3DuampumYoc
人類の脳は5万年前から進化していないのに、知識だけは増えている。いわば5万年前のハードウェアで21世紀のソフトウェアを動かしているようなものだという。進歩とはいったい何で、これからどうなっていくのか?という映画だった。
脳は、短期的な結論が出やすく、長期的な結論が出しにくいハードウェアだという。数万年間、狩猟を主に考えてきたため、基本的に「狩るか、逃げるか」と言った緊急事態用のシステムになっている。だから、遠い将来を考えることができないらしい。
この映画では人口増についても取り上げている。最近、読んだダン・ブラウンの「インフェルノ」でもボイド・モリソンの「THE ARK 失われたノアの方舟」でも問題点が示されていた。人口増の問題は、今後避けて通れない課題になってくるはずだ。
立たない積み木を目の前にしたとき、チンパンジーは立つはずだとずっと考えているが、人類は「なぜ立たないのか」と考える点が、大きく違うのだという。人類の墓碑銘は「なぜ?」だろう、という主張には鋭さを感じた。
しかし、示唆に富む映画ではあったが、映画の結論は「環境負荷の少ない生活をして、みんなで環境を守りましょう」というありふれたもので、がっかりした。


