金曜日に飲み会があって、ひどく飲み過ぎた。
土曜日は吐くほどではなかったが、一日中気持ちが悪く、頭のなかもぼんやりとしていた。
今週末は気象予報士の勉強をするつもりだったが、土曜日は勉強には手が出ず、ほとんどを寝て過ごした。
ひどく飲んだ日の翌日、起きて真っ先に思うのが「俺は酔っていた間にいったい何をしゃべっていたのか」ということで、そのことを目をつぶって真剣に考え出すと、体調的には気持ち悪くなくても吐きたい気分になる。
俺の場合、今まで取ってきた資格の話しなど苦労しただけに、ついつい人に話していそうで怖い。そういう実生活に必要のない資格を取ったなどという自慢話は聞かされる方は地獄だということも容易に想像できるので、できる限りしないようにしたいといつも心がけてはいる。それから、夜の街の冒険談。冷静な頭で考えたとき、世界で一番軽蔑される冒険だったりする。
「また、得意げになってくだらない話しをしていたのではないか?」などと疑問がわき出すと、見苦しくないようにどこか高いところから飛び降りたいような衝動に駆られる。
また、明らかに場違いな発言など、断片的に記憶がよみがえってくると、わあっと叫びながら10キロくらい走りたいような気分にもなる。
世の中には、酔って何をしても平気な人がいるし、また芸能人は「あのときは飲み過ぎて」などと謝罪会見をする人もいるけれど、勇気があるよなあ、といつも感心する。俺は飲酒が原因で鬱病になるんじゃないかと思うほどだ。
年を取るにつれて、酒を飲むことがだんだんと怖くなってくる。酒で意識が飛んだ後の自分の行動が不安でならない。その昔、「原因において自由な行為」(責任のない行為は刑罰を科せられない。例えば覚醒剤を打った後、無意識状態で人を殺した場合には、原則通りだと無罪になってしまう。それをなんとか処罰したいと刑法学者が考えだした理屈のこと。)などを刑法で勉強していたときには他人事の感覚でいた。でも、犯罪まではさすがに犯さないとしても、俺にも十分に関わりのある話しだよなあ、と最近は思うようになってきた。上司に暴言を吐く程度のことは、僕はいつでもしかねない。タクシー代をきちんと払っただろうか、というレベルでも記憶が飛んでいるために不安に駆られる。
そしてまた、いったいいくつになったら、僕はお酒の適量というのを認識するのだろうか。毎回毎回、こんなに飲み過ぎていたら、体がいくつあっても持たないような気がしてきた。
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日曜日は、起きて、それでも少しは気象予報士の勉強をした。いい加減、本気を出さないと、とても試験に間に合わない。
「ノット」という単位は、秒速にするときには半分に、時速にするときは倍にすると、近似値が出るということがわかって、「おおっ」と思った。
(例えば10ノットは、秒速5m、時速20kmになる。)
ちなみに、1ノットの60倍が地球の経度1度分に相当する。だから、それを360倍すると、地球の大きさがわかる。1ノットは1852mなので、経度1度は60倍して、11.112km。地球全周は360倍して約4万kmになる。まあ、地球が一周4万キロだって小学校の頃から知っていたけどなあ。
逆に1ノットは4万キロを360で割って、更に60で割ればいい。こっちの方が意味があるかもしれない。
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そして、やる気はあったのだが、ちょっとテレビをつけたら、TBSのドラマ「SPEC」の再放送なんかしていて、ついついそのまま見続けてしまった。こういう超能力ものって面白いよなあ。ちょっと冷静になるとバカバカしいんだけど、バカバカしいって視点もしっかり描いてあって、脚本家は優秀だなあって思った。
http://www.tbs.co.jp/spec2010/
見終わったら、もう勉強のことが遠くに行ってしまったような気がした。

