週末、野球の試合があった。僕は野球部の応援団なのだが、いつの間にか2軍ということになっている。今回、出場選手が少ないということもあって、1軍のユニフォームを受け取った。


もちろん選手層が厚いので、1軍のユニフォームを着たとしても試合に出られるわけではない。それでも万が一のことを考えて、平日の間に2回ほどバッティングセンターに行って、120球ずつ打った。


手のひらの皮がめくれて痛かったけれど、最近、薬局で目にしていたクイックパッドというのを貼ると痛みも軽減する。今までは息を殺してコロスキンを塗り、瞬間的な痛みに耐えていたけれど、そんな痛みもなく、耐久性もコロスキンよりもずっといいような気がした。


試合会場は、僕たちの職場から車で3時間くらいかかる距離だった。朝8時45分に試合会場に集合だというので、僕は朝5時10分に家を出た。僕以外に3人をピックアップする必要があった。


1人目は補欠の選手で5時20分にピックアップした。まだあたりは暗かった。


2人目はキャッチャーで、何があっても彼だけは連れて行かなくてはならない。5時30分にセブンイレブンの前でピックアップという約束だった。


ところが、彼が来ない。何度、携帯電話にかけても反応がない。補欠の選手がキャッチャーが住んでいるアパートを知っているというので、その宿舎に行った。どういうわけか表札がどの家にもかかっていなかったけれど、野球部の道具がドアの前に置いてあったので、たぶん、ここが彼の部屋だと思って、呼び鈴を何度も押して、名前も呼んだ。でも、反応がなかった。ドアにある郵便受けを開けて「野球だ!」って怒鳴ったけれど、やはり反応がない。


5時40分にはレフトの選手もピックアップする必要があった。彼にも携帯で電話をする。ところが、その彼も電話に出ない。


「どうなっているんだ?いったい!」


とりあえず、レフトの選手をピックアップしようと待ち合わせの場所に行く。ところが誰もいない。途方に暮れていたら、キャッチャーから電話があった。


「グッド・モーニング」とりあえずあいさつした。
「いやあ、すみません。目覚ましが鳴らなくて。」
「うるせえ。今から迎えに行く。」
「まだ何にも用意してないので、20分くらいあとに。」


キャッチャーを迎えに行く途中、レフトからも連絡があった。
「すみません。やっぱり今日は自分の車で行きます。」
「心配しなくていいから。寝坊で遅刻したのは君だけじゃないから。」
「でも、今から準備をするので、10分はかかるんです。」
「同じことをもう1人も言っていたから大丈夫。」


もうあたりはすっかり夜が明けていた。キャッチャーのアパートの前で補欠とストレッチをしながら待つ。ようやくキャッチャーがやってきた。


「すみません。目覚ましが鳴らなくて。どうしたのかな?」
「知らねえよ。」
「それにしても、よく目が覚めたなあって。なんだか目が覚めたんですよね。」
「うるせえよ。何の自慢だよ。」


それからレフトを迎えに行った。ようやく全員揃った。


インターから高速に乗る前に、スーパーで選手全員分の昼食の買い出しをしていたので、高速に乗ったのは当初の予定よりも50分くらい遅かった。


それから、僕はちょっと車のスピードを出したような気がする。途中のサービスエリアで15分間の朝食を摂ったけれど、それでも目的の試合会場には3分しか遅れなかった。


それから練習をした。久し振りに軟式のグローブをはめてキャッチボールをする。今までソフトボールを扱うことが多かったので、軟式のボールはあまりに小さいような気がする。


試合では、僕は監督の指示で1塁のコーチをした。盗塁のバックとGO!を指示した。


基本的に盗み放題のピッチャーが多かったので、1塁まで来た選手はだいたい2塁にまで進塁させることができた。


全ての試合が終わったのは午後3時頃だった。僕たちは準優勝で優勝はできなかった。
決勝のときの相手チームのピッチャーは、球の種類によってフォームを変えるという超変則ピッチャーだった。そしてコントロールもよかった。


負けて残念だったし、代打にも出されなくてそれも残念だったけれど、それから2日経った月曜日の今でも肩や腕が痛いことを考えると、試合に出なくて正解だったような気もする。日曜日は疲れ果てていて、姉の家に行って祖父の美術品を買うかどうかの話し合いをしただけで、あとはダラダラと過ごしてしまった。


+++


ダニエル・コーエン監督の「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」を見た。


My Kiasu Life in JAPAN-chef

http://www.youtube.com/watch?v=6RMrAB8UyEU
「ファニーゲームU.S.A.」なんて強烈な映画を見た後だったので、笑えるコメディ映画が見たかった。


My Kiasu Life in JAPAN-chef1

それで、まあまあ笑えるフランス映画だった。
特に競争相手のレストランを探るために日本人に変装した場面は笑った。

My Kiasu Life in JAPAN-chef2

この映画に、何かを求めても無駄だけど、それなりにほのぼのとした気分にはなる。
それから、うまい肉料理がとても食べたくなる。


でも、実際に自分で肉を焼くのかというと、一人だと買い物から後片付けまでを想像しただけで面倒で、結局冷凍食品になっちゃうんだよなあ。困ったものだ。