今週から来週の土曜日に行われるお祭りの準備が始まった。御輿の組み立てや飾り付けを行う。
生まれて初めて御輿の組み立てをする場に立ち会ったが、組み立てるのも、御輿に紅白のサラシを巻くのも、実際にやってみると大変な重労働だった。
そして準備の後には飲み会が必ずある。
僕はノンアルコールビールを飲んでいたが、役員の人は毎日、飲み続けだ。それだけでも大変なことだと思う。「来年は年齢的に、役員だよ」といろんな人が僕に言う。
強制ではないが、それでもみんなが作業していると思うと出て行かないわけにはいかない。
夜7時になると、集会場に行って御輿づくりを手伝った。
夜7時からの御輿作りは来週の本番まで続く。
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金曜日の夜、職場の人たちに誘われて、麻雀を打ちに行くことになった。祭りの手伝いとで迷ったが、たまにはいいやって自分を許して麻雀を打ちに行った。
ネット麻雀は今でもほぼ毎日しているが、本当に牌を握る麻雀をしたのは、もう何年前になるのか覚えていない。7年前か、8年前なのか。雀荘に最後に行ったのはいつだろう?
だから「焼き鳥表示」とか「チップ」なんて制度もすっかり忘れていた。裏ドラ載ったらチップ1枚、なんて、昔は確かに当たり前のようにしていたような気がする。でも、そんなことも全て忘れていた。
最初に牌をどういう順番で4つずつ持ってくるのか、なんてこともよく覚えていなかった。
きっとリハビリっていうのはこんな感じなんだろうなあ、と思った。
そんな違和感もあって、最初の半荘は箱下になって当然、最下位だった。
それでも、ネット麻雀よりもスピードは遅いし(僕はネット麻雀でのツモ切り速度は平均1.285秒と早い)、まだまだ逆転はできると思っていた。
時間をかければ、河もゆっくりと眺めることができるし、いろいろと考えることもできる。
2回目の半荘で四暗刻をあがってトップになって、その後も負けなかった。最終的にはトップになってほっとした。終わったのが夜の11時30分だった。
毎日、このくらい緊張しながら勉強していればなあ、と思ったが、自宅での勉強時にはこんなアドレナリンは決して分泌されることがない。
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土曜日は松本に行って、少し買い物をして、それであとは料理を作って食べて寝ていた。
日曜日もダラダラと過ごした。昼頃に以前来た結婚紹介所の人がまた来て、「まだ独身なのか」確認をしに来た。「気になりましてね」と言う。紹介料の50万円が手に入るかどうかが気になるんだろ?と思ったけれど、「とりあえず、結構です」とだけ言った。こういう人の応対はそれだけで疲れる。
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ミヒャエル・ハネケ監督の「ファニーゲーム U.S.A.」を見た。映画芸術を深く理解したい人は、一度は見なくてはならないと言われている映画だ。
しかし、内容的にはひどい映画で何度も見ることに耐えられなくなり、見るのをやめようかと何度も思った。
幸せな家族が、2人の一見、礼儀正しそうな青年にボロボロにされてしまう。精神的にも、そして肉体的にも。
演技はどの役者もすばらしく、とりわけナオミ・ワッツはいい。でも、この映画には救いがない。見終わって、こんなに不愉快になる映画もそうはないと思う。それでも、この映画は「すごい」映画だと認めざるを得ない。本当に悔しいが「すごい」映画だ。
見終わった後、あの家族が逃げる道はあったのだろうかと、ゆっくりと考えてみた。
最初の卵を借りに来たときに、全ての卵を渡したら、逃げられなかったのだろうか?とかナオミ・ワッツは真っ先に隣家を目指すのではなく、駐車中の車に入っている夫の携帯電話を取りに行くべきだったのではないか?とか。
考えどころが多い映画が、いい映画だと、僕は思っている。だから、この映画はいい映画だ。でも普通の生活をしている人には決してお勧めしない。むしろ「やめた方がいい」と忠告をしたい。